テンペドライカレー

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

1,650円(税込)
テンペ独特のフニャリとした食感と甘酸っぱさ。カレーという意識でいただくと、あまり食べたことのない落としどころに一瞬戸惑いますが、しだいにクセになってきます。

ちなみにライスは、ジャスミンライス。インド系マレーシア料理「ナシブリヤニ」にはパキスタン産バスマティ米を使用しており、つまりは常時両方用意しているんですよね。
店舗情報

6. BBQと本格スリランカカリー「フロリダ亭」

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

本格的なスリランカのバナナリーフカレーが楽しめて、屋上でバーベキューもできる。外観はマンションにしか見えず、店名はなぜか「フロリダ亭」……いろいろインパクト大なお店が2020年7月に誕生。

実はここ、元々スリランカ系の留学生が多く住むマンションで、オーナーの斎藤“マサ”さんはフロリダ・タンパベイ帰りのバーベキューマスターなのです。

マンションのロビー空間をイートインスペースに、屋上を要予約のバーベキュースペースに活用しているという超変則店なのです。ところが、そんなネタ性を吹き飛ばすほど料理は本格的。

バナナリーフカレー

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

ランチ1,000円、ディナー1,200円(各税込)
バナナの葉っぱで包まれた、スリランカで人気のお弁当スタイル。スリランカのミックススパイス「トゥナパハ」が効いたドライチキンに野菜のモジュ(炒めもの)、パリップ(スリランカ豆カレー)、フライドエッグがのっています。

豪快に混ぜていただきましょう。バナナの葉に包むことで、隅々まで香りと旨味が染みわたっており、最高の食べ心地。ドリンクがついたお得なセットもありますよ。
店舗情報

7. 中華料理店の個性派カンボジアカレー「味楽来」

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

池袋西口側には数え切れないほどの中華料理店がひしめいていますが、そのオーナーやシェフの出自はさまざま。中国あちこちの地方だけでなく、東南アジアの華僑系のお店だってあるんです。

こちら「味楽来」のマスターも、カンボジア生まれの日本育ち。ほかとひと味違う料理を提供しています。個性的な店名……読み方は「みらくる」ですよ。

鶏肉エスニックカレー

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

850円(税込)
カンボジアのカレーをベースに、日本向けにアレンジしたというカレー。

ココナッツミルクもちょっと入っているそうですが、まろやかというよりは激辛の域。そのどこが「日本向け」なのかはわかりませんが(笑)、シャバシャバでオイリーなテクスチャーはちょっとパキスタンのカレーを彷彿とさせ、謎レベルのおいしさ。

ライス、ザーサイ、白湯スープ、サラダが付いてきますが、カレー単品注文もできるようです。そしてなんと、レトルトカレーとして商品化。ビックリです。
店舗情報

8. パキスタン料理の老舗でいただく神髄と“脳髄”「マルハバ」

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

池袋駅北口からほど近い場所にありながらも、ひっそり静かに営業を続けるパキスタン料理の老舗。インド料理としておなじみのカレーやナン、ビリヤニなどもパキスタン式で、特にカバブといった肉料理系にパキスタン色が濃く表れます。

土日限定メニューで、パヤやハリームなどのムスリム料理がいただけることも。ほかのインド料理店との違いを発見するのも楽しいですよ。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ