ライター : macaroni 編集部

ひと手間でおいしさアップ!本格火鍋の作り方

Photo by あんりちこ

辛さのなかにも旨味があり、たっぷりの野菜や食材が食べられる火鍋。鍋といえば冬のイメージがありますが、外と室内の寒暖差などで体調を崩しやすい夏こそ、火鍋でスタミナアップするチャンスなんです!

スパイスや香辛料がたっぷり入った火鍋は、体を内側から温めてくれますよ。この記事では、本格四川料理が楽しめる麻辣王豆腐(マーラーオウドウフ)さんに家庭で作れる本格火鍋レシピを教えていただきました。

教えてくれた人

麻辣王豆腐オーナー/藤原 晶さん
中国生まれ。1989年に来日後、中国各地方の食文化を独学で研究。食を通しての交流を深めるため2009年に会社を設立し、麻辣王豆腐を開業。本場の中国食文化、中国水墨藝術などさまざまな文化を紹介し、国際交流を広げるため、現在も精力的に活動中。中国政府系の【中国食文化研究会】理事も務める。

「中国=火鍋というイメージがあるかもしれないですが、北と南で鍋のテイストはかなり異なります。四川など、南の地方で食べられている鍋は、今回の火鍋のようなたくさんの調味料を使った手の混んだものが多いのですが、北京など北の方では白いスープにラムを入れて食べるシンプルで簡単な鍋が主流。

唐辛子などの食材が取れなかったという理由もありますが、争いごとの多かった北の方では、いつでも戦に行けるよう、手の混んだものを作って食べている余裕がなかったんです」と藤原さん。

食文化にもしっかりと時代背景が現れているんですね。さすが四千年の歴史と言われる中国……!今回は四川風と言われる赤いスープと辛さが特徴のレシピをご紹介します。

スープの材料

Photo by あんりちこ

・お湯……1000ml
・長ねぎ……1本(小指くらいの長さでざく切り)
・塩……小さじ1杯
・ラー油……15g
・豆豉醤……15g
・鶏ガラスープの素……大さじ1杯
・鷹の爪……20個
・豆板醤……40g
・紹興酒……20cc
・山椒粒……20個
・五香粉……5g
・八角……3〜5個
・牛脂(サイコロ状のもの)…… 10 個

「今回は家庭で再現しやすいよう鷹の爪を使用していますが、本格的な味わいを楽しみたい方は四川赤唐辛子を使用してください。ぷくっとした丸い唐辛子でスープに香ばしさをプラスしてくれます。四川唐辛子の場合は10個ほどでOKです」

ITEM

四川唐辛子

¥698〜

100g

※2021年8月24日時点 価格は表示された日付のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、Amazon.co.jpおよびrakuten.co.jpおよびshopping.yahoo.co.jpで正確かつ最新の情報をご確認ください。

ポイントになる調味料

Photo by あんりちこ

1. 紹興酒

「紹興酒はお肉の臭みを抑えてくれる役割があります。特に火鍋の定番“ラム肉”を使用する場合は、紹興酒を入れておくと独特の臭みがなくなり食べやすくなりますよ」

2. 五香粉(ウーシャンフェン)

「魯肉飯に使用する五香粉をスープに入れると、複雑なスパイスの香りを出すことができます。最近ではスーパーでも販売されているので、ぜひ使用してください」

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