4. 薄力粉を混ぜる

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

ふるった薄力粉を2回に分けて加え泡立て器で均等に混ぜます。薄力粉を一度に入れるとダマができてしまうので、チョコレート生地の表面に軽く均一に振りかけるように加えます。完成したらラップをかけて冷蔵庫で30分ほど休ませます

「冷蔵庫で寝かせることで生地が落ち着いて、しっとりとおいしく仕上がります。でも、急いでいるときには、省略しても大丈夫です」

5. セルクルに4と凍らせたピューレを入れる

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

絞り袋を使って、まずはセルクルの半分ぐらいの高さまで生地を入れます。

「手際よく生地を入れていきたいので、絞り袋を使ってください。流し込んだときにセルクルの底から生地がしみ出てきても心配しなくて大丈夫ですよ」

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

次に、事前に凍らせておいたラズベリーピューレを真ん中に置き、さらにその上から生地をかぶせます。目安の高さは7分目くらいです。

6. 200度のオーブンで約7分焼く

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

セルクルのサイズや利用するオーブンによって多少焼き上げ時間が変わりますが、生地の表面がしっかり固まってきたら焼き上がりです。

7. 飾り付けの準備をする

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

焼き上がり後、アツアツの状態ですぐに食べられるように、焼成の時間を利用して盛り付けの準備をします。

ここからはスピード勝負。焼き上がるのを待っている間に、お皿の準備をしましょう。ホイップクリームやラズベリー、お好みでナッツなどを飾ってみてください。

もしも余っているセルクルがあれば、皿にのせてフォンダンショコラを置く場所を考えながら飾り付けをするといいでしょう」

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

焼き上がったら、フォンダンショコラをオーブンから取り出します。このとき、セルクルはとても熱くなっているので、やけどには注意をしてください。

8. 粉糖をふりかけ、皿に盛り付ける

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

フォンダンショコラは、セルクルとクッキングシートの間にナイフを入れてひと回しすると、簡単に型から取り出せます。

粉糖(分量外)をあしらったら準備した皿に盛り付け、お好みでバニラアイスを添えます。シェフはバニラアイスの下にクラッシュアーモンドを散らしていました。こうすることで、アイスクリームが固定されるそうです。

アツアツで味わう、チョコとラズベリーのハーモニー

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

ふわっとした食感のチョコレートケーキから、ラズベリー風味のチョコレートソースがとろ〜り。思わず笑顔がこぼれる瞬間です!ラズベリーの酸味もあってか、最後まで重さを感じないさわやかなフォンダンショコラができました。

「ラズベリーをパッションフルーツに変えてもおいしくできますよ。今回はフルーツやアーモンドをデコレーションに使いましたが、余力があったら、ラングドシャを焼いて添えてもいいでしょう」

スーパーシェフの鎧塚さんだから簡単に作れるのでは?と考える読者の方もいるかと思いますが、筆者がチャレンジしたところ、拍子抜けするほどスムーズに“高見えスイーツ”ができあがりました。いろいろな場面で、たくさんの笑顔を引き出してくれること間違いありませんよ!

次回は、旬の食材栗を使った「ロールケーキ」をご紹介します。どうぞお楽しみに。


取材協力
取材・文/macaroni 編集部
撮影/宮本信義

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