ライター : FOODIE

三越伊勢丹グループが運営する食のメディア

この記事は、三越伊勢丹が運営する、「FOODIE」の提供でお送りします。
豆乳、おから、味噌、豆腐、納豆…などなど、健康食品としてもすっかりおなじみの大豆製品。なんとなくからだにいいことは知っていても、そもそもどんな効果があるの?効果的な食べ方は?豊富な種類からどう選べばいい?そんな素朴な疑問を抱えている人は多いと思います。
そこで今回、ソイフードマイスターの資格をもつ菅野安希子先生を直撃!

大豆製品の特徴や魅力、豆乳やおからの選び方・使い方、すぐに試したくなる簡単レシピ(豆乳を使ったスープ2品と、おからを使ったスイーツ1品)まで、たっぷり教えてもらいました。

教えてくれるのは、ソイフードマイスター・菅野安希子先生

Photo by FOODIE

日本ソイフードマイスター協会認定講師。1996ミス・インターナショナル日本代表。2児の母でもあり、子どもの食べものに気を遣って味噌を手作りし始めたことから、大豆製品のパワーに魅了される。

現在はソイフードマイスター養成講座の講師などで活躍。女性のライフスタイルに寄り添った、食の提案や美の秘訣などを、各メディアで発信している。
日本三越橋本店が主催する、三越カルチャースクールでは、2021年7月31日(土)に菅野先生が講師として登場するソイフードレッスンを開催予定。詳しくはこちら。

【栄養成分】ソイフードマイスターが解説! 豆乳、おからの魅力って?

まずは、レシピを教えてもらう前に、大豆製品の特徴や魅力を菅野先生に教えてもらいました。日本人には馴染み深い食材ですが、改めて大豆の持つパワーをみていきましょう。

女性ホルモンを補う、大豆の栄養成分「イソフラボン」

世の中には大豆を加工したあらゆる大豆製品が発売されていますが、そもそも大豆のどのような栄養成分が注目されているのでしょうか?
「大豆と聞いてみなさんがまずイメージするのが『イソフラボン』だと思います。イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンと分子構造が似ているのが特徴。

エストロゲンは年齢を重ねるごとに減少していきますが、イソフラボンはその不足を補ってくれるといわれています。しっかり摂取することで、更年期の症状や肌の不調などへのアプローチが期待されているんです!」と菅野先生。
「そのほか、大豆はビタミンB、ビタミンEなどの美肌への効果が高いといわれる栄養素も豊富。大豆タンパク質は、余分な脂質と結びつくことで血中の悪玉コレステロールを低下させる効果もあるといわれているので、ダイエット中の食事にも最適なんですよ」
なるほど、美容にうれしい効果が豊富ですね! 早速試してみたくなりました。

毎日、気軽に摂るなら「豆乳」がベスト!

ただし、イソフラボンは摂り溜めができないので、普段の食生活に組み込んで、継続的に摂取することが大切なんだとか。そこで、毎日の生活に最も取り入れやすい大豆製品として、菅野先生がおすすめしてくれたのが「豆乳」です。
「豆乳はそのまま飲んでも、料理に使ってもおいしく、食生活にすぐ取り入れることができる、身近なスーパーフードなのです」
確かに、毎日、大豆製品を摂るのは難しそうに思えますが、すぐに飲めるドリンクタイプの豆乳なら、気軽に摂取できそうです。
ちなみに菅野先生は、以前、ほんのり温かくてコク深いできたての豆乳に出合い、そのおいしさにハマってしまい、今ではご自宅で豆乳とおからを手作りしているそう! 実は誰でも簡単に手作りできる、便利なキッチンアイテムがあるとのことで、記事の最後でご紹介します。

腸活の強い味方「おから」には、食物繊維がたっぷり!

さらに豆乳のほかに、菅野先生がおすすめしてくれた大豆製品が「おから」です。
そもそも「おから」とは、乾燥した大豆をやわらかくなるまで煮てからすりつぶし、それを絞った液体(豆乳)から残る“カス”のこと。巷ではダイエット食としても注目されているようですが、おからの栄養成分とは何でしょうか?
「おからは豆乳とは違い、栄養成分のほとんどが食物繊維です。腸活している人や、食べる量を減らしたいときに、ポテトサラダやハンバーグなど料理におからを加えて“かさ増し”として使うのがおすすめです」
先生曰く、料理を邪魔しない味わいで腹持ちがいいため、食べる量を無理なく減らせるそう。腸内環境も整っていいことづくしですね!

【種類・選び方】実はいろいろある! 「豆乳」は2タイプ、「おから」は3タイプ

豆乳とおからについて、それぞれの魅力がよくわかりました。でも、食品売り場にはさまざまな種類が並んでいて、どれを買えばいいか迷うこともしばしば…。

そこで菅野先生に、豆乳とおからにはどんな種類があり、どんな風に選んで使えばいいのか、解説してもらいました。

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