とうもろこしの粉から作るトルティーヤ

Photo by Mio Gohda

調理時間:30分(寝かせる時間は除く)
保存期間:当日


「トルティーヤはメキシコの主食であるとうもろこしから作ります。ただ、メキシコでも最近では手作りする人は少なく、“トルティレリア”という街のお豆腐屋さんのようなお店や屋台で買い求める人がほとんどです。

僕のお店では古くから伝わる製法を取り入れて、とうもろこしの粒を石灰と煮るところから5〜6工程をかけて1枚1枚手で焼き上げています。

でも、それをご家庭で再現してもらうのはかなりむずかしいので(笑)、今回ははじめての方でも手軽にチャレンジしていただけるレシピを考えました!

ネットショップでも購入できる“マサ”という石灰処理したとうもろこし粉を使うと、おうちでもトルティーヤが手作りできますよ」

材料(3人分・約12枚分)

Photo by Mio Gohda

・マサ……200g
・小麦粉……30g
・ぬるま湯……300cc
・塩……小さじ1/2杯
・オリーブオイル……大さじ1杯

作り方

1. ボウルにマサと小麦粉を入れて軽く混ぜ、塩、オリーブオイル、ぬるま湯を加える。ぬるま湯は様子をみながら少しずつ加えていく。最初は指先だけで軽く混ぜ、小さな固まりを作り、徐々に生地をまとめる

2. 生地がまとまったら、手首を使いながら生地を3分ほどこねる。耳たぶほどのやわらかさになったら、ラップをかけて冷蔵庫で20分ほど休ませる

3. 冷蔵庫から取り出した2を40gずつに分け、手で丸める。丸めた生地は乾燥しないように、濡らしたふきんをかけておく

4. 生地を直径13cmほどの円形に伸ばす

5. フライパンにサラダ油(分量外)を引き、中火から強火で生地を焼く。1分30秒ほどで生地の端がめくれ上がってきたら、裏返す。30秒ほどたったら、再度裏返しヘラで生地を押さえる。生地の中央が膨らんできたらフライパンから取り上げる

6. 焼き上がったらふきんで包み、しばらく蒸らす

コツ・ポイント

体重をかけて生地を薄く均一に

Photo by Mio Gohda

「昔は手で伸ばしていたそうですが、トルティーヤを平たく伸ばすのには専用のプレンサという道具を使います。プレンサはネットショップでも手に入りますが、おうちにあるもので代用できますよ。

必要なのはまな板平らなお皿。生地は薄手のポリ袋(はさみで2辺を切って1枚に広げるといい)やベーキングペーパーなどで挟んでから、まな板の上に置きます。こうすると生地がくっつきません。その上に平らな皿を置いて体重をかけて押せば、生地はほどよい厚みになります」

焼き上がった生地は蒸らしてしっとりさせる

Photo by Mio Gohda

「焼き立ては少し固いので、5分ほど蒸らしてしっとりさせてください。専用の容器もありますが、ない場合はふきんで包めばOKです。

冷めてしまったらフライパンで温めて。作り置きはせず、その日のうちに食べ切ってほしいです」

夏にぴったり!爽やかなサルサ・メヒカーナ

Photo by Mio Gohda

調理時間:10分
保存期間:2日

「サルサはスペイン語で“ソース”という意味で、いろいろな種類があります。今回紹介するのはサルサ・メヒカーナ(=メキシコ)。赤、緑、白とメキシコの国旗の色の食材を使うサルサです。

野菜のフレッシュさを楽しむ料理なので、トマトは味の濃いフルーツトマトがおすすめ。玉ねぎは白いものでもOKですが、今回は紫玉ねぎを使いました。よりカラフルになって、気分が上がりますよ!

サルサは作りたてよりも、ひと晩置いたくらいのほうが、具材の味がなじんでおいしくなります」

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