ライター : macaroni 編集部

薬膳料理家が教える!ホットプレートで作る簡単スパイス料理

今日スパイスは、主に料理に香りや色、辛味などを付ける香辛料として使われています。暑くて食欲が湧きにくいときでも食べたくなる、スパイシーなエスニック料理。そのおいしさだけでなく、実は体にうれしい効果も期待できるんです。

Photo by 海老澤 勇

料理家・国際中医薬膳師/齋藤菜々子さん IT企業勤務時に、心身の健康につながる食事の大切さに気付き料理の道へ。食材や調理法に制限のない薬膳に魅了され、日本の薬膳師における最高位資格・国際中医薬膳師を取得。自宅でも実践できる「薬膳」を広めるべく、書籍・雑誌・企業へ身近な食材で作れる薬膳レシピを提案している。代表著書は『基本調味料で作る体にいいスープ』 (主婦と生活社)
そんなスパイスを上手に利用すれば、夏の健康維持にも役立つはず。そこで、「スパイスのなかには、昔から生薬として活用されてきたものも多いんですよ」という国際中医薬膳師の料理家 齋藤菜々子さんに、誰でも手軽におうちで作れるスパイス料理のレシピを考えてもらいました。

全4回のレシピはすべてホットプレートで調理可能で、調理時間もごくわずか。ひとりごはんはもちろん、家族の食卓、ホームパーティーの料理にもおすすめです。

今回は、齋藤さん考案のオリジナルサテの作り方をご紹介します。

前回の記事はこちら▼

ホットプレートで手軽にエスニック!ピーナッツみそのサテ

Photo by 海老澤 勇

調理時間:20分(漬け込み時間を除く)
サテは、インドネシアや​マレーシア、シンガポールなどの東南アジア各国で食べられている、屋台でおなじみの串焼きです。

「以前、シンガポールの屋台でサテを食べたことがあります。東南アジアの屋台の味を再現しました。漬け込んだ鶏肉を串に刺してホットプレートで焼くお手軽レシピです」

使用するスパイスは、ターメリックとカイエンペッパー(別名チリペッパー)。

「ターメリックは姜黄(きょうおう)とも呼ばれ、血流促進や月経痛を和らげるなどの効果があるといわれています。カイエンペッパーは身体を温めてくれるので、冷たいものを食べ過ぎたときやエアコンで身体が冷やしたときなどに進んで食べたいスパイス。食欲が落ちているときの食事にもおすすめです」と齋藤さんはいいます。

「辛いものが好きならカイエンペッパーの量を増やしてもいいですし、小さなお子様がいるご家庭なら抜いてしまってもかまいません。お好みで調整してください」

材料(4人分 ※約8本)

Photo by 海老澤 勇

・鶏もも肉……2枚(約300g)
a. にんにく(すりおろし)……小さじ1/4杯
a. ピーナツバター(加糖)……大さじ3杯
a. 酒……大さじ2杯
a. みそ……大さじ2杯
※みそは、今回は「プラス糀 無添加 糀美人」を使用
a. 砂糖……小さじ2杯
a. しょうゆ……小さじ1杯
a. ターメリック……小さじ1/2杯
a. カイエンペッパー……小さじ1/2杯
・サラダ油……小さじ1杯
・添え野菜……お好みで
・スイートチリソース……お好みで

作り方

1. 鶏肉をひと口大に切る

鶏肉は余分な脂身を除き、ひと口大に切ります。

2. 袋に(a)入れて混ぜる

Photo by 海老澤 勇

(a)の調味料をすべて袋に入れ、もみ込んで混ぜ合わせます。

「ピーナッツバターは一般的なスーパーで売られている甘いもので問題ありません。このレシピでは、コクやうまみを加えるためにみそも使います」

3. 鶏もも肉を 2 に入れてもみ込む

Photo by 海老澤 勇

鶏もも肉を2に入れてよくもみます。袋の空気を抜いて密閉し、冷蔵庫に30分置きます。

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