ライター : macaroni 編集部

今回のレシピはお鍋に入れて煮込むだけ!

Photo by 海保竜平

東京・東新宿のスパイスカレー専門店「サンラサー」。インドやスリランカのお母さんが家族のために作る料理のような、やさしい味わいのスパイスカレーで人気のお店です。

そのオーナーシェフであり、スパイス料理研究家でもある有澤まりこさんに、短時間でおいしく作れるスパイス家庭料理(全5品)を4週に分けて教えてもらうのが本企画。すべてまとめてひと皿に盛り付けると、上画像のようなスパイスたっぷりのワンプレートが完成します。

Photo by 海保竜平

サンラサー オーナーシェフ/有澤まりこさん サンラサー オーナーシェフ/有澤まりこさん 熊本出身。25歳の頃手にした料理雑誌のインド料理特集に衝撃を受け、カレーに魅了される。その後上京し、インド料理を12年ほど学んだ後、サンラサーをオープン。2021年2月に『サンラサーのココロとカラダが整う スパイスカレー』をインプレスから上梓
連載2回目の今回は、ココナッツチキンカレーのレシピを教えてもらいました。前回同様、必要な食材もスパイスも、一般的なスーパーで買えるものだけでOK。一緒にライスを用意すれば、これだけで十分魅力的な食事として成立します。

第1回の記事はこちら▼

材料すべてお鍋の中へ!ココナッツチキンカレーのレシピ

Photo by 海保竜平

調理時間:30分

「チキンカレーって、鶏肉を炒めたり、スパイスをタマネギと炒めたり、結構手間がかかりますね。でもご安心を。今回私が紹介するスリランカ料理をベースとしたココナッツチキンカレーのレシピなら、すべての材料を鍋に入れ、30分ほど煮込むだけで、誰でもおいしく作れますよ」

材料(4人分)

Photo by 海保竜平

・鶏もも肉(ひと口大に切る)……1枚
・タマネギ(スライス)……1個
・シシトウ(スライス)……5本
・トマト(細かく切る)……2個
・厚削節……ひとつかみ
・塩……小さじ1杯
・水……100cc
・ココナッツミルク……800cc

〈スパイス〉
・ターメリック……小さじ1/2杯
・レッドペッパー……小さじ1/3杯
・カレー粉……小さじ1杯
※スリランカのカレー粉「トゥナパハ」がおすすめ
材料のなかに、厚削節が入っていることに気がつきましたか?一般的なカレーではまず使わないカツオ節を、なぜカレーに使うのでしょう。

「海に囲まれたスリランカでは、カツオを乾燥させたモルティブフィッシュと呼ばれるカツオ節が作られてきました。このモルディブフィッシュを、スリランカ人はカレーなどいろいろな料理に多用しています。日本のカツオ節はカビを付けますが、カビ付けせずに乾燥させたものがモルティブフィッシュです。日本では入手がむずかしいので厚削節で代用しました」

作り方

1. 材料をすべて鍋に入れる

Photo by 海保竜平

鶏もも肉や野菜は切ったそばから鍋に入れ、スパイスも厚削節もすべて投入します。

Photo by 海保竜平

「ココナッツミルクも鍋に入れてください。材料を入れる順番に決まりはありません」

2. 材料を煮込む

Photo by 海保竜平

鍋の中身を混ぜ合わせたら煮込みます。

「沸騰するまでは強火。沸騰したら中火にしてください」

3. 盛り付ける

Photo by 海保竜平

鶏肉に火が入る15~20分煮込み、器に盛り付けたら完成です。

「前回炊き方をお伝えした長粒米と一緒に食べるとおいしいです」

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