5. 170℃の揚げ油にタネを入れる

Photo by macaroni

直径15cmほどの鍋かフライパンに、深さ3cmくらいまで油を入れて170℃に熱します。少量の衣を油に落とし、すぐ浮き上がってきたらタネを油に入れます。

「天衣を切るようにしながら、タネを入れていきます。まとまらなくてもあわてないで。気にせず次々にタネを鍋に入れます。かき揚げのタネを入れると油の温度が下がるので、ここで火を強めます」

5. 残しておいた天衣を回しかけ、片面を揚げる

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

具材が鍋いっぱいに広がり少し固まってきたら、残しておいた天衣をつなぎとしてお玉1杯分ほど回しかけます。3分ほど揚げてかき揚げの表面が固まってきたら、裏返します。

「天衣をあとから回しかけることによって、鍋の中で離れている具材がしっかりまとまります。

鍋から湯気が出なくなり、油の音がカラカラといい音がしてきたら、ひっくり返してもいいサイン。フライ返しと菜箸を使って裏返してください」

6. もう片面を揚げる

Photo by Nobuyoshi Miyamaoto

ひっくり返して2分ほど揚げ、全体が薄いきつね色になったら、バットに取り上げます。

7. 盛り付ける

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

器に盛り、大根おろし、わさびなどを添えます。

「かき揚げは天つゆや塩で食べる人が多いですが、私はわさびとしょうゆで食べるのが好きです。スプレー容器にしょうゆを入れてミスト状にすれば、しょうゆのつけ過ぎ、かけ過ぎも防げるのでおすすめですよ」

最後までサクサク感続く。かき揚げ丼

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

調理時間:5分(かき揚げを作る時間はのぞく)

夏越ごはんといえば、雑穀ごはんの上にかき揚げをのせるのが一般的ですが、今回は白いごはんで作るシンプルなかき揚げ丼を教えていただきました。

「つゆは丼用にちょっと甘めに味付けにします。ちなみにつゆをかけ過ぎると、さっくり揚がったせっかくのかき揚げが、びちゃびちゃになって台なしに。かき揚げ丼にして食べる場合は、つゆはかき揚げの片面だけをさっと浸すくらいで十分です。

おろししょうがのほかに、刻み海苔をのせて食べるのもおすすめです。香ばしさが増して、よりおいしくいただけます」

材料(2人分)

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

・かき揚げ……2枚
・ごはん……2杯
・しょうが(すりおろし)……お好みで適量

〈つゆ〉
・出汁……80cc
・しょうゆ……20cc
・みりん……20cc
・砂糖…… 小さじ1杯
・かつお節……1g

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