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イタリアンの巨匠が教える、パンにぴったりな家庭料理
東京・銀座の「リストランテ ハナダ」を経て、イタリアの名店で修業した日髙シェフ。本場で鍛えた技と日本各地の旬の食材を生かしたイタリア料理、そして飾らない人柄で、絶大な人気を呼び、多方面で活躍しています。
そんな日髙シェフに教えていただくのは、外出がおっくうになる梅雨の時期にぴったりな、身近にある食材を使って作れる家庭料理。連載3回目は、正真正銘のキッチンの“いつメン”食材を使ったレシピです。
手順通りに調理していけば、まったく手間をかけずに、おいしく、おしゃれなひと品に仕上がりますよ。フライパンごとテーブルに運んで、できたてのアツアツを楽しんでいただきたい料理です。
手順通りに調理していけば、まったく手間をかけずに、おいしく、おしゃれなひと品に仕上がりますよ。フライパンごとテーブルに運んで、できたてのアツアツを楽しんでいただきたい料理です。
前回の記事はこちら▼
母の味をイタリア風に進化した、キャベツとツナの卵とじ
「今回紹介するのは、思い出の母の味をアレンジしたレシピです。子どもの頃から好きだったキャベツ、トマト、卵、ツナが入ったこの料理は、母にねだって何度も作ってもらいました。大人になって中華料理に『トマトと卵の炒めもの』があることを知りましたが、僕にとっては『トマトの卵炒め』は母の料理です。
母のレシピとの大きな違いは、“生クリーム”を加えるところ。コクが増し、洋風に仕上がります。もうひとつの違いは卵の火の通し方。母の卵とじは卵に火がしっかり入っていましたが、僕は半熟派なのでほぼ余熱で仕上げます。でも、生クリームも入れるので、しっかり火を通してもおいしいですよ」
母のレシピとの大きな違いは、“生クリーム”を加えるところ。コクが増し、洋風に仕上がります。もうひとつの違いは卵の火の通し方。母の卵とじは卵に火がしっかり入っていましたが、僕は半熟派なのでほぼ余熱で仕上げます。でも、生クリームも入れるので、しっかり火を通してもおいしいですよ」
材料(2人分)
・キャベツ(ざく切り)……1/4玉
・トマト(くし切り)……3個
・ツナ……1缶
・卵……3個
・生クリーム……80cc
・塩……適量
・粗挽き黒こしょう……適量
・水……150cc
・トマト(くし切り)……3個
・ツナ……1缶
・卵……3個
・生クリーム……80cc
・塩……適量
・粗挽き黒こしょう……適量
・水……150cc
作り方
1. フライパンでキャベツを蒸す
キャベツは芯を除いて、食べやすい大きさにざく切りにし、フライパンに均等に敷きつめます。水150ccを加え、フタをして、中火で5分ほど蒸していきます。
「キャベツは1枚1枚はがさずに、重なったままどんどん並べてOKです。細かいことは気にせずに」
「キャベツは1枚1枚はがさずに、重なったままどんどん並べてOKです。細かいことは気にせずに」
2. ボウルに卵を入れて軽く混ぜ、生クリームを加える
卵をボウルに割り入れ、泡立て器を使って軽く混ぜます。続いて生クリームを加えます。
「生クリームと卵は混ぜすぎないことがポイント。目指すのは黄身、白身、生クリームがマーブル状になることです!」
「生クリームと卵は混ぜすぎないことがポイント。目指すのは黄身、白身、生クリームがマーブル状になることです!」
3. ボウルにツナ、塩、こしょうを加える
卵と生クリームに、油を切ったツナ、塩ひとつまみ、粗挽き黒こしょうを加えます。ここで、混ぜないように注意しましょう。
「ツナはフレーク状のものではなく固まりのタイプを使ってください。こしょうはお好みですが、多めがオススメです!」
「ツナはフレーク状のものではなく固まりのタイプを使ってください。こしょうはお好みですが、多めがオススメです!」
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