ライター : 渡邊沙耶

管理栄養士 / 料理好きOLライター

梨に含まれる栄養と効果効能

梨に含まれる栄養と効果効能

  1. むくみ対策に役立つ「カリウム」
  2. 便秘対策に役立つ「食物繊維」
  3. 美容に欠かせない「ビタミンC」
  4. 疲労回復につながる「アスパラギン酸」

むくみ対策に役立つ「カリウム」

梨100gあたり140mgのカリウムを含みます。

カリウムは塩分(ナトリウム)の排出を促すはたらきをもちます。塩分の多い食品をとると、体の塩分(ナトリウム)濃度を保つために水分を溜め込み、むくみの原因に。むくみが気になる方に意識して摂ってほしい栄養素ですよ。(※1,2)

便秘対策に役立つ「食物繊維」

便秘対策に役立つことで知られる食物繊維。梨には、100gあたり0.9g含まれています。

梨の食物繊維は不溶性食物繊維が0.7gで、水溶性食物繊維より多く含まれています。不溶性食物繊維は便通を促進するはたらきがあるので、便秘対策に役立ちますよ。(※1,3,4)

美容に欠かせない「ビタミンC」

梨には100gあたり3mgのビタミンCが含まれています。

ビタミンCはコラーゲンを作るために欠かせない栄養素で、皮膚の健康を維持するはたらきをもつことから、美容ビタミンとして知られています。さらに鉄の吸収をサポートしたり、ストレスから体を守って病気への抵抗力を高めたりするはたらきもありますよ。(※1,5)

疲労回復につながる「アスパラギン酸」

梨には100gあたり140mgのアスパラギン酸が含まれています。

アスパラギン酸は疲労を回復させるはたらきがあることが分かっています。また毒性をもつアンモニアを体外に排出させたり、カリウムやマグネシウムなどのミネラルを細胞に運んだりする役割をもち、からだの代謝に重要な栄養素といえます。(※6,7)

日本梨と洋梨の違い

カロリー糖質食物繊維カリウムビタミンCアスパラギン酸
日本梨38kcal10.4g0.9g140mg3mg140mg
洋梨48kcal12.5g1.9g140mg3mg推計88mg
(※100gあたりで比較しています)
(※1,6,8)
日本梨と洋梨の栄養を比べると、洋梨のほうがカロリー・糖質・食物繊維が多いことがわかります。一方で、アスパラギン酸は日本梨のほうが多く含まれています。そのためダイエット中や疲れをとりたいときは、洋梨よりも日本梨のほうがおすすめといえるでしょう。(※7)
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