ライター : さかたそのか

管理栄養士/食生活アドバイザー

梨1玉のカロリー・糖質量

重量カロリー糖質量
梨1玉(大)可食部315g120kcal32.8g
梨1玉(中)可食部275g105kcal28.6g
梨1玉(小)可食部207g79kcal21.5g
(※1,2)
梨1玉あたりの可食部は207~315gと大きさによって幅があり、カロリーは79~120kcal糖質量は21.5~32.8gほどです。ヘルシーなイメージの梨ですが、自然な甘味があるため糖質量が多い点に注意しましょう。

ほかの果物との比較

カロリー糖質量
38kcal10.4g
西洋梨48kcal12.5g
オレンジ(ネーブル)48kcal10.8g
パイナップル54kcal12.5g
りんご56kcal14.3g
ぶどう69kcal16.0g
バナナ93kcal21.4g
(※1)
上記の果物と100gあたりで比較すると、梨はもっとも低カロリー・低糖質。たとえばバナナと比べると、梨のカロリーや糖質量は1/2以下です。果物から摂るカロリーを抑えたいときは、梨を選ぶとよいことがわかりますね。

梨に含まれる栄養と効果効能

梨の栄養

  1. 肌の新陳代謝に関わる「アスパラギン酸」
  2. 塩分の排出を助ける「カリウム」
  3. 便秘対策に役立つ「食物繊維」

肌の新陳代謝に関わる「アスパラギン酸」

梨100gあたりには、アミノ酸の一種であるアスパラギン酸が140mg含まれています。アスパラギン酸は、疲労対策や肝臓の負担軽減に役立ちます。肌の新陳代謝を促し、さらに保湿作用も期待できるため、女性にうれしい栄養素といえますね。(※1,3)

塩分の排出を助ける「カリウム」

梨100gあたりには、ミネラルの一種であるカリウムが140mg含まれています。カリウムは、塩分(ナトリウム)の排泄を促すはたらきがあります。塩分の摂りすぎが気になる方は意識して摂りたい栄養素です。梨は水分も多く含むため、水分補給にもなりますよ。(※1,4)

便秘対策に役立つ「食物繊維」

梨100gあたりには、食物繊維が0.9g含まれています。食物繊維には水溶性と不溶性の2種類がありますが、梨には不溶性食物繊維が豊富です。不溶性食物繊維は、胃や腸で水分を吸収しふくらみ、腸を刺激して便通を促進する作用があります。(※1,5)
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