7. 焼いてから蒸すのが関東流「うな重」

江戸・東京の郷土料理のひとつ、「うな重」も忘れてはいけません。関西ではうなぎを蒸さずに焼き上げるのに対して、関東は焼いてから一度蒸すので、香ばしさに加えてふっくらしているという違いがあるんです。

高級料理として扱われることも多い“うな丼”や“うな重”。うなぎの量によって、“上”や“特上”といったランク分けがされているのも大きな特徴です。

白米を覆い尽くすうなぎが嬉しい「神田きくかわ 神田店」

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うな重【ロ】6,600円(税込)
東京・神田にある老舗うなぎ屋「神田きくかわ 神田店」の「うな重」は、ごはんが見えなくなるくらいにうなぎで覆う、というのが創業当時からのこだわり。

うな重のランクはうなぎが一尾分のった【イ】と、うなぎが一尾半分のった【ロ】の2種類があります。訪れた際は財布のひもを緩めて、重箱よりも大きなうなぎの入った「うな重【ロ】」をぜひご賞味あれ。
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8. 本場・両国で味わう力士料理「ちゃんこ鍋」

相撲で有名な国技館があり、相撲の街として知られる東京・両国は、「ちゃんこ鍋」の聖地。おいしい「ちゃんこ鍋」料理のお店が集結しています。

力士の食事というイメージから、“太るのでは?”と思うかもしれませんが、その心配はご無用。ちゃんこ鍋は野菜がたくさん入っている、体に嬉しい料理なんです。

友綱部屋の秘伝の味「ちゃんこ巴潟(ともえがた)両国店」

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国見山ちゃんこ 3,630円(税込) ※一人前の価格
「ちゃんこ巴潟(ともえがた)両国店」は、2016年に創業40周年を迎えたちゃんこ鍋の老舗。昭和の名力士、“巴潟が友綱部屋の跡地に開いた、両国エリアでも特に人気のお店です。

おすすめは「国見山ちゃんこ」。鶏ガラスープでぐつぐつと煮込まれた特製いわしつみれが口の中でほどけて、うま味が溢れ出します。おいしく平らげたあとは、手のひらを合わせてひと言、“ごっつあんです”とつぶやきましょう。
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9. 餡を味わう涼やかな和スイーツ「あんみつ」

夏の風物詩として、甘党の人から絶大な支持を誇る和菓子「あんみつ」。現在は一年を通して全国で食べることができますが、実は、発祥の地は東京なんです。

味も見た目もお店によってさまざまなあんみつ。自分だけの“ベストオブあんみつ”を探してみるのも面白いかもしれません。

あんみつ発祥の老舗「銀座若松」(銀座)

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クリームあんみつ 1,100円(税込)~
「あんみつ」発祥のお店として知られる老舗和菓子店「銀座若松」では、現在も発祥当時と変わらない上品な甘味を楽しむことができます。

甘いものをこれでもかと目一杯食べたい方には、ベーシックな「元祖あんみつ」にバニラアイスをトッピングした「クリームあんみつ」がおすすめ。特製の餡とバニラアイスが混ざり合った部分のおいしさときたら……感動ものですよ。
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