一般的なやり方

あたりめダイエットの一般的なやり方に決まりはありませんが、間食として取り入れる、食前に水分と一緒に食べるといった方法が一般的なようです。食前によく噛んで食べておくことで、食事の際に満腹感が得やすいというメリットがありますよ。

また、食事をあたりめだけに置き換える方法は、必要な栄養が足りず体調を崩すおそれがあるため、おすすめできません。極端な制限は避けるようにしましょう。(※1,4)

おすすめのやり方

おすすめのやり方は、間食としてあたりめを食べることです。ほかの菓子類を食べるより、糖質量がぐっと抑えられます。

間食から摂るカロリーの目安は、一日200kcalとされています。間食にあたりめだけを食べる場合は、約60gです。食べ過ぎないよう、食べる分だけ取り分けるようにしてくださいね。

また、ダイエット中は間食を摂る時間も意識しましょう。おすすめは15時前後に摂ること。16時以降は、体内で脂肪合成を促すたんぱく質「BMAL1(ビーマルワン)」が増加するため、肥満につながりやすくなります。(※2,7,8)

あたりめダイエットの注意点

使用する調味料に注意

マヨネーズや醤油をつけてあたりめを食べる方は多いのではないでしょうか。しかし、調味料を使う場合、その分カロリーが高くなるため、ダイエット中は注意が必要です。

マヨネーズは大さじ1杯(12g)あたり85kcal、醤油は大さじ1杯(18g)あたり14kcalです。当然、つければつけるほどカロリーが高くなります。あたりめダイエットでは、そのまま食べるか、つける分を計量して調味料を使い過ぎないようにしましょう。(※2,9)

塩分の摂り過ぎに気を付ける

あたりめはそのまま食べてもおいしいですが、塩分が多いため、摂り過ぎに気を付けましょう。あたりめ100gあたりの食塩相当量は、2.3gです。

日本人の食事摂取基準(2020年版)では、成人男性で一日あたりの食塩相当量7.5g未満、女性で6.5g未満を目標量としています。一日の間食分(約60g)のあたりめを摂る場合、食塩相当量は1.4gになります。

塩分の摂り過ぎが気になるときは、塩分(ナトリウム)の排泄作用があるカリウムを含む野菜や果物を多く摂るのがおすすめです。(※2,7,10,11)

コレステロール量に注意

あたりめには、コレステロールが多く含まれています。100gあたりの含有量は、980mgです。

コレステロールは、細胞膜の成分や、ホルモンの材料として欠かせない成分です。体内ではコレステロールの供給が一定に保たれており、食事での摂取目標量は設定されていません。

しかし、コレステロール値が高いと言われている方は、過剰摂取にならないよう、あたりめの食べ過ぎに気を付けましょう。(※2,12)
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