ライター : macaroni 料理家 はまり

料理研究家

一度使ったら手放せない、土鍋の魅力

Photo by macaroni

こんにちは!macaroni料理家のはまりです。土鍋は「鍋」というだけあって、調理道具のひとつだと思っていました。しかしあるとき、土鍋が食卓の真ん中にあれば、普段よりなぜか豪華に見えて、テンションがあがることに気づいたんです。器のように楽しめる土鍋の魅力を知ってから、土鍋の虜に♪ IHやオーブン、レンジに対応しているものが多く、意外にたくさんの料理に使えるところにも魅力を感じています。

愛用中の土鍋はこちら!

Photo by macaroni料理家はまり

わたしが愛用している土鍋はこれ!株式会社スズ木さんの「黒釉波紋6号」です。大きい土鍋も好きなのですが、よく使うのはこの小さいサイズ。ご飯を炊くのはもちろん、湯豆腐や煮込み料理を作るのにも活用しています。大きすぎないので、洗い物のときにシンクを占領することもありません。

また、こちらの土鍋はIH対応です。IH対応の土鍋は、ステンレス板を中に入れてから使用するものも多いのですが、「黒釉波紋6号」は中にステンレス板が内蔵されているのでそのまま使用できますよ。

知っておくと便利!土鍋を上手に扱う方法

土鍋はひび割れやすかったり、焦げつきやすかったりと、ちょっと扱いにくいイメージがありませんか?

たしかにポイントや注意点はありますが、扱い方のコツさえつかめば土鍋は一生ものになるんですよ。ここからは、土鍋を長持ちさせる方法を紹介します♪

最初が肝心。土鍋を購入したら必ず「目止め」を!

土鍋を購入したら、まずは「目止め」をしましょう。土鍋は土からできているので小さな気泡がたくさんあり、この気泡のことを「目」と呼びます。目止めとは、気泡が原因のひび割れや、においを防ぐ下処理のこと。

土鍋はヒビの部分から割れやすいので、目止めをおこなうまえは目立つヒビや傷がないかをチェックしてくださいね。

1. 目止め用のおかゆを作る

新しい土鍋は水や洗剤を吸収しやすいので、水でサッと洗い、しっかり乾かしてから目止めをおこないます。濡れたまま火にかけるとヒビ割れの原因になってしまうので注意してください。

Photo by macaroni料理家はまり

まず土鍋の8分目まで水を入れ、お米またはご飯を大さじ1杯ほど加えておかゆを作ります。最初は弱火でじっくりと。沸騰したら中火にし、ご飯を潰しながらのり状になるまで煮込みます。

土鍋でお米をのり状にすることで、おかゆのでんぷん質が穴を塞ぎ、ひびが入りにくくなりますよ。

2. 水洗いをしてしっかりと乾かす

Photo by macaroni料理家はまり

火を止めて、中のおかゆが完全に冷めるまで放置しましょう。これで目止め完了です!

土鍋は温度変化に弱く、熱い状態のまま水洗いすると割れてしまうおそれがあるので、完全に冷めてから水洗いします。水気が残らないようにしっかりと乾かすのもポイント。目止めは最初だけでなく、定期的におこなうことで土鍋が長持ちしますよ。

また、目止めのやり方は複数あるので、使用している土鍋や自分に合う方法を探してみてくださいね。macaroniに参考になる記事があるので、よかったらご覧ください。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ