ライター : Johnny

フォトグラファー

間借りガパオ屋のガパオ探訪

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前回はガパオ探訪1店舗目として「クルン・サイアム 中目黒店」を訪れ、タイ出身シェフによるガパオライスの作り方を紹介していただきました。(https://macaro-ni.jp/93584)さまざまなガパオライスを食べ歩き、そのおいしさを集結させて究極のガパオライスを作ろうというこの連載ですが、1店舗目から参考になることばかり!

さらなる改良点を探しに今回訪れたのは、飯田橋にある人気タイ料理レストラン「オールドタイランド飯田橋店」。しかし取材当日、とあることが発覚してガパオ探訪2店舗目にして企画倒れの危機……!? 今回もタイ出身シェフにお話を伺ってきました。

本格タイ料理レストラン「オールドタイランド飯田橋店」

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飯田橋駅から徒歩2分。飲食店が立ち並ぶ賑やかなエリア、雑居ビルの2階に店舗を構えています。ランチ、ディナータイム問わずオフィスワーカーや学生で賑わう活気で、まるで本場タイのような雰囲気なんだとか。

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席数は全部で43席。テーブル席に加えてカウンター席もあるので、おひとりさまでも気軽に入れます。異国情緒漂う店内装飾で、タイへの旅行気分も堪能いただけるでしょう。

運営をおこなうのは都内各地にタイ料理レストランを展開している株式会社SUU SUU CHAIYOO(スースーチャイヨー)。オールドタイランドはクルンサイアムの系列店でもあります。

5つ星ホテルでの実績をもつタイ出身シェフ直伝!

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取材を受けてくれたのは、タイで5つ星ホテルのレストランで働いていたという経歴を持つシェフ。前回の記事を読んでくれたそうなのですが「系列店のマニュアルがあるから作り方はクルンサイアムと一緒なんだよね」と予想外のひとこと……!

聞ける話はほとんど同じかと思いきや、今回は「食べ方」に関する驚きの情報を入手!クルンサイアムとは異なる作り方のポイントと共にご紹介します。

うまみを引き出すシーズニングソース

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左から、ナンプラー 、シーユーダム、シーズニングソース
系列店でレシピがマニュアル化しているということもあって、使っている調味料はクルンサイアムとまったく同じ。前回記事のインタビューでは砂糖が入った甘しょっぱい薄口のシーユーダム、黒蜜のような甘さの濃口シーユーダムがポイントだというお話を聞きましたが、今回改めてガパオライスの肝となる調味料をきいてみると、異なる答えが返ってきました。

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それがこちらのシーズニングソース。一見すると薄口のシーユーダムと変わらないのですが、舐めてみるとまろやかな旨味と甘さが特徴的。日本の調味料で例えると、たまり醤油に近いでしょうか。タイでは「味の素」で旨味を加えると聞くのですが、このシーズニングソースだけでも十分に旨味をプラスしてくれそうです。

やはり、強火でサッと調理をするのが肝!

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こちらのお店でも調理風景を見に厨房にお邪魔したのですが、やはり炒め始めてから盛り付けまでが圧巻のスピード……!クルンサイアムと同様に手際良く強火でチャチャっと炒めてできあがりました。

ほかのタイ料理屋さんだと、具材はあらかじめをすべて炒めて作り置きし、オーダーが入ってから炒め直して味付けして仕上げることがほとんだそう。ですが、株式会社SUU SUU CHAIYOOでは作り置きはせず、オーダーが入ってから食材を炒め始めることをとても大事にしているそうです。

本場タイ流のちょい足し「ナンプラー」

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できたてを食べようとしたところ「タイ人はみんなこれをかけて食べるよ!」と紹介してくれたのが、こちらのナンプラーにカットレモンと刻み唐辛子が入った調味料。

ナンプラー ならではの独特の香りが苦手な人にはちょっと……、と思いきや、カットレモンの爽やかな香りもあわさってそこまで香り自体は気になりません。

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「目玉焼きにかけて半熟の黄身と混ぜ合わせてソースみたいにするのが好き」というシェフの言葉通り試してみたところ……。

これはガパオライスの新境地!!!

まろやかな黄身とナンプラーに含まれる旨味、レモンの酸味と唐辛子の辛さが超絶妙。目玉焼きには塩胡椒派な筆者は、ガパオライスの目玉焼きにも異常なほどブラックペッパーをかけて食べていたのですが、これは絶対に真似しようとおもいました。

ガパオライス意外にも、パッタイやタイ風サラダなどのタイ料理、意外と唐揚げにも合いそうな気もします!筆者にとって新たな味覚体験でした。

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