ライター : maa068

パティシエ / カメラマン

飲食業界在籍歴20年以上。甘いもの、パン、カメラ、写真が大好きです。

フランスの伝統菓子、クイニーアマン

Photo by maa068

クイニーアマンと言えば90年代半ばに少し流行って、また5年ほど前によく名前を聞いたような……日本での流行は2回くらいあったと記憶しています。そのあと、コンビニやパン屋さんでもよく見かけるようになり「昔より定番化したのかな?」という印象です。

フランス伝統菓子大好きの筆者はパン屋さんやパティスリーでクイニーアマンがあると必ず手に取ってしまうくらい、クイニーアマンが大好き。ほろにがのキャラメルと、もっちりカリッとしたパン生地にほんのりとした塩気……。多分相当カロリーは高いのに食べずにはいられない罪なお菓子です。

そして最近、レシピ検索サイトで「クイニーアマン」のキーワードが人気急上昇中とか!ステイホームの影響でみなさんお菓子作りに挑戦しているのかもしれませんね。

クイニーアマンとは?

クイニーアマンはフランス・ブルターニュ地方生まれの、バターと砂糖をふんだんに使用した発酵菓子(パンとお菓子の中間)。フランスのブルターニュ地方に伝わる言語「ブルトン語」が語源です。
・クイニー(kouign)= お菓子、ケーキ
・アマン(amann)= バター
という意味で、いわゆるフランス語ではないんですね。

実はこのクイニーアマン、「パン屋さんの失敗から生まれたパン」と言われています。1860年代頃、海に近いブルターニュ地方は土地が肥沃でないため小麦が不足。反対に牛の放牧は盛んにおこなわれていたので高品質の乳製品が手に入り、バターは豊富にありました。

そんな状況のなかで、あるパン屋さんが通常よりバターの多い配合の生地を作ってしまい、「捨てるのはもったいない」と焼いてみたら、とてもおいしいパンが完成したというのがクイニーアマン誕生の秘密であると言われています。

初心者でも簡単!クイニーアマンの作り方

Photo by maa068

クイニーアマンは本来、バターを折り込んだパン生地を使用します。ですが、バターを折り込む作業はパン作りに慣れていないと結構大変な工程です。うまく作業をしないとせっかく折り込んだバターがパン生地に馴染んでしまい、さくっとした食感が出づらくなってしまいます。

そこで今回は、クイニーアマン好きのパティシエである筆者が、市販の冷凍パイシートを使うレシピをご紹介!だれでも簡単に作れ、かつクイニーアマンに近い味に仕上がるよう再現しました。

材料(直径10cmのココット2個分)

Photo by maa068

・冷凍パイシート……100g
・グラニュー糖(折り込み用)……30g
・水……適量

<型>
・やわらかくした有塩バター……20g
・グラニュー糖……40g

下準備

■冷凍パイシートを室温で15分ほど置き、解凍します。
■オーブンを180℃に余熱します。

手順

1. 型の用意

ココット型にやわらかくしたバターを塗ります。バターはすこし厚めのほうが型ばなれと風味がよくなります。ココット型がない場合はマフィン型やスポンジケーキ型、グラタン皿などの耐熱容器で代用できます。

バターを塗ったらグラニュー糖を入れてまんべんなくまぶしつけて、冷蔵庫で一旦冷やします。多いかなと思うくらいのグラニュー糖の量がないときれいにキャラメル化しないので、分量どおり使ってくださいね。
Photos:10枚
パイ生地で作ったクイニーアマン
パイシートで作ったクイニーアマン
パイ生地クイニーアマンの材料
パイ生地にグラニュー糖をまぶしているシーン
パイ生地を2分割しているシーン
クイニーアマンの生地を折りたたんでいるシーン
クイニーアマンの生地を折りたたんでいるシーン
型に入ったクイニーアマン
焼き上がったクイニーアマン
器に盛られた焼きたてのクイニーアマン
一覧でみる
この記事に関するキーワード

特集

FEATURE CONTENTS