ライター : leiamama

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おせちの種類、どのくらい知ってる?

お正月に食べる大切なおせち料理には、五穀豊穣や子孫繁栄、不老長寿などの意味を込めた山の幸、海の幸が贅沢に盛り込まれています。

おせちは “めでたさを重ねる” という意味から重箱に入れることが習わしで、入れる料理も決められています。甘めの口取りと、酒の肴になるような祝い肴を入れた一の重。縁起を担いだ海の幸と、焼き物や酢の物を入れた二の重。山の幸を用いた煮物を入れた三の重。三段は簡略化したもので、現代の主流となっています。

おせち料理の種類と食材の意味について知っておくと、手作りするときにも役立ちますよ。

祝い肴

祝い肴とは、祝い膳の前に出す酒の肴のことです。正月料理のなかでは正月料理に欠かせないものとされ、お重はなくても祝い肴さえあれば正月を迎えられると言われるほど。関東では、黒豆・数の子・田作りが祝い肴三種、京都をはじめ関西では、黒豆・数の子・たたきごぼうとすることが多いようです。

1. 圧力鍋で簡単♪ ふっくらツヤツヤ黒豆

Photo by macaroni

調理時間:30分 ※黒豆を水に漬ける時間は含みません。
黒豆には、健康で丈夫に過ごせるようにとの願いが込められています。あえてシワが出るように煮て、シワができるほどの長寿を願う意味合いも。立身出世を願い、大きな芽が出ている赤く染めたちょろぎを飾る場合もあります。

2. フライパンで仕上げる。香ばしい田作り

Photo by macaroni

調理時間:30分
イワシの稚魚を乾燥させて甘辛いタレにからめた田作りは、ごまめ(五万米)とも呼ばれ、五穀豊穣の意味合いがあります。昔は小魚を肥料として田んぼにまいていたことに由来して、田作りという名前がつけられました。

3. かつおだしが染み込んだ。味付け数の子

Photo by macaroni

調理時間:30分 ※塩抜きする時間と冷やす時間は含みません。
数の子は魚卵の多さから“子孫繁栄”を願った料理。数の子はニシンの卵なので、“ニシン=二親”という当て字を由来に、“夫婦円満”の願いも込められているそうです。

口取り

「口取り」とは「口取り肴」の略語で、最初に出すおもてなし料理のことを言います。昆布巻きなど、海の幸と山の幸、両方を使用した料理を盛り合わせたもので、紅白かまぼこや栗きんとん、昆布巻きなど甘めの料理が一般的です。

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