ライター : 佐久間愛子

管理栄養士/糖尿病療養指導士/Webライター

キウイダイエットは食べただけでやせるわけではない

キウイフルーツはダイエットに役立つ成分を含みますが、キウイフルーツだけ食べればやせるというわけではありません。偏った食事は、健康を維持するのに大切な栄養素が不足するおそれも。

キウイフルーツだけ食べるよりも、キウイフルーツの成分を活かすように、ほかの食材と組み合わせて食べるのがおすすめです。(※1)

キウイダイエットの効果

効果

  1. 便秘対策
  2. 糖質の吸収速度をゆるやかにする
  3. むくみ対策
  4. 抗酸化作用

便秘対策

キウイフルーツは便秘対策に役立ちます。食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類がありますが、どちらも腸内にある不要な老廃物を排出するはたらきをもちます。

さらに、腸内の善玉菌を増やし腸内環境を整える作用もあるため、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維両方をもつキウイフルーツは、便秘対策に心強い食品といえます。(※2,3)

糖質の吸収速度をゆるやかにする

食物繊維のなかでも、水に溶ける水溶性食物繊維には糖質の吸収速度をゆるやかにし、食後血糖値の急上昇を抑える作用も期待できるんです。血糖値の急激な上昇は、脂肪が体内にたまるおそれもあるので、避けたいですね。

そんな糖質の吸収速度にかかわる水溶性食物繊維を、キウイフルーツは100gあたり0.6g含んでいます。(※2,3,4)

むくみ対策

塩分の摂り過ぎが原因でむくみを引き起こすことがあります。キウイフルーツに含まれるカリウムは、腎臓でのナトリウム(塩分)の再吸収を抑え、体外への排泄を促すはたらきがあります。

いつもより塩分の多い食事をしたときには、むくみ対策として、キウイフルーツのようなカリウムの豊富な食品を取り入れてみましょう。(※5,6,7)

抗酸化作用

キウイフルーツには強い抗酸化作用をもつビタミンC、E、ポリフェノールが豊富です。これらの栄養素は、老化やしみなどにかかわる活性酸素を除去するはたらきをもちます。

とくにキウイフルーツはビタミンCが豊富です。その量はキウイフルーツ1.5個分で、18~49歳女性の一日の推奨量である100mgをおぎなえるほどです。(※6,8,9,10)
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