ほかの野菜と栄養価を比べると

カロリー糖質カリウムカルシウムβ-カロテンビタミンK葉酸食物繊維
おかひじき16kcal0.9g680mg150mg1.3mg3,300μg310μg93μg2.5g
水菜23kcal1.8g480mg210mg2.1mg1,300μg120μg140μg3.0g
豆苗27kcal1.0g130mg7mg0.8mg3,100μg210μg120μg2.2g
(※100gあたりで比較しています)
(※1,10,11)
ほかの野菜と比べると、おかひじきは低カロリーであり、カリウム、β-カロテン、ビタミンKが多いことが分かります。さらに糖質も少ないため、ダイエット中で栄養の偏りを気にしている人も安心して食事に取り入れられますよ。

おかひじきをおいしく食べるコツ

選び方

おいしいおかひじきを見分けるには、緑色が濃く鮮やかで、みずみずしくハリとつやのあるものを選ぶと良いでしょう。

おかひじきは育ちすぎると固くなるため、茎が細めで株が小さいもののほうがシャキシャキ感を楽しめますよ。根元が黄色く変色しているものは時間が経っているので避けるようにしましょう。

保存方法

鮮度の良いうちにいただくのが理想ですが、使い切れなかった場合は乾燥しないようラップで包むかポリ袋に入れ、冷蔵庫で保存します。冷蔵庫で保存した場合も長くは置かずに早めに使い切りましょう。

下処理

おかひじきはアクが強めの野菜なので、気になるときは下ゆでしてから使うと良いでしょう。下ゆでにはたっぷりのお湯を沸かして塩を入れ1~1分半ほどゆでて水にとり、熱がとれたらすぐに水を切ります。

生のままサラダで食べる場合は、氷水につけてシャキっとさせて使いましょう。

【Q&A】おかひじきの栄養を効率よく摂るには?

A:おかひじきに含まれるβ-カロテンは、生のままサラダにし少量のオイルをドレッシングに使うことで効率良く摂取できます。

また、おかひじきはアクが強いので、さっと下ゆでして使っても良いでしょう。下ゆでや水にさらす時間を最小限にすることで、水溶性であるカリウムの流出を抑えられます。(※2,5,6,12)

【Q&A】おかひじきを食べすぎるとどうなる?

A:健常者がおかひじきを食べる分には、過剰のリスクはとくにありません。

ただし、おかひじきに豊富なカリウムは、腎機能が低下している人が摂りすぎるとうまく排泄されないおそれがあるので注意が必要です。

また、ワーファリンという血を固めないようにする作用のある薬を服用している場合、おかひじきに豊富なビタミンKの血液凝固作用が薬の作用を妨げるおそれがあります。不安な方は医師に相談しながら食べるようにしてくださいね。(※2,13)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ