ライター : 渡邊沙耶

管理栄養士 / 料理好きOLライター

さくらんぼの栄養と効果効能

さくらんぼの栄養

  1. むくみ対策に役立つ「カリウム」
  2. 赤血球を作る「鉄分」
  3. 肌の健康を維持する「ビタミンA」
  4. 胎児の発育に必要な「葉酸」
  5. 美容に欠かせない「ビタミンC」
  6. 目の疲れに役立つ「ポリフェノール」
  7. エネルギー源になる「糖質」

むくみ対策に役立つ「カリウム」

さくらんぼ100gあたり210mgのカリウムを含みます。

カリウムは塩分(ナトリウム)の排出を促すはたらきをもつため、むくみが気になる方に意識して摂ってほしい栄養素。塩分の多い食品をとると、体の塩分(ナトリウム)濃度を保つために水分を溜め込み、むくみの原因になってしまいます。(※1,2)

赤血球を作る「鉄分」

さくらんぼ100gあたり0.3mgの鉄が含まれます。

鉄は赤血球や筋肉に存在する栄養素です。鉄には肉や魚に含まれるヘム鉄と、野菜に含まれる非ヘム鉄があります。さくらんぼには非ヘム鉄が含まれており、ヘム鉄に比べて吸収されにくいのが特徴。

しかし、非ヘム鉄はビタミンCと一緒にとることで吸収されやすくなります。さくらんぼにはビタミンCも多く含まれているため、非ヘム鉄の吸収率を高めることに役立ちます。(※1,3)

肌の健康を維持する「ビタミンA」

さくらんぼ100gあたり8μgのビタミンAが含まれます。

ビタミンAは肌や粘膜の健康を維持するはたらきをもつ栄養素。鼻やのどなどの粘膜にはたらきかけることで、細菌を侵入しづらくします。また、暗いところでも目が慣れて見える機能に関わっているので、視覚を維持するために必要な栄養素でもあります。(※1,4)

胎児の発育に必要な「葉酸」

さくらんぼ100gあたり38μgの葉酸が含まれます。

葉酸は核酸やたんぱく質を体内で生成する過程や細胞を作る過程ではたらく、体を作るうえで重要なビタミンです。葉酸は細胞を増やしたり、成熟させたりすることに関わるため、胎児が成長するうえで大切な栄養といえます。(※1,5)

美容に欠かせない「ビタミンC」

さくらんぼには100gあたり10mgのビタミンCが含まれています。

ビタミンCはコラーゲンを作るために欠かせない栄養素で、皮膚の健康を維持するはたらきをもつことから、美容ビタミンとして知られています。さらに鉄の吸収をサポートしたり、ストレスから体を守って病気への抵抗力を高めたりするはたらきもありますよ。(※1,6)
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