ライター : haru_mai

管理栄養士

きゅうりの栄養はギネスに登録されていた!

きゅうりは、「Least calorific fruit」つまり「もっともカロリーが低いフルーツ」として、ギネス世界記録に登録されています。

きゅうりは100gあたり13kcalで低カロリーですが、一方でビタミンやミネラルなどを多く含んでいます。栄養がないと思われがちですが、カロリーが低いだけで大切な栄養素が含まれているんです。きゅうりに含まれる栄養や、体への作用を詳しく見ていきましょう。(※1)

きゅうりに含まれる栄養と効果

きゅうりの栄養

  1. むくみ対策に役立つ「カリウム」
  2. 皮膚の健康維持に欠かせない「ビタミンC」
  3. 骨作りに必要な「ビタミンK」
  4. 整腸作用・コレステロール値を下げる「食物繊維」
  5. 免疫力を高める「β-カロテン」
  6. 冷え対策に役立つ「シトルリン」

むくみ対策に役立つ「カリウム」

きゅうりに含まれるカリウムは100gあたり200mgです。

カリウムには体内の水分を保つはたらきや、ナトリウム(塩分)を体の外に排出する作用があります。そのため、塩分の摂りすぎが気になる方におすすめの成分です。塩分の摂りすぎによるむくみ対策も期待できますよ。(※1,2,3)

皮膚の健康維持に欠かせない「ビタミンC」

きゅうりに含まれるビタミンCは100gあたり14mgです。ビタミンCには皮膚や粘膜の健康を維持するはたらきや、抗酸化作用が認められています。水に溶けだしやすく熱にも弱いので、調理の際は注意してください。

また、ストレスの多い人ほどビタミンCを必要とするので、疲労や睡眠不足、暑さ、寒さによるストレスがある人は積極的に摂り入れましょう。(※1,4)

骨作りに必要な「ビタミンK」

きゅうりに含まれるビタミンKは100gあたり34μgです。ビタミンKには血液が固まるのを助けるはたらきがあります。また、カルシウムが骨に沈着するよう手助けする作用があるので、丈夫な骨作りにも不可欠な成分です。

ビタミンKは脂溶性なので、油を組み合わせると効率よく吸収できます。ドレッシングやマヨネーズ、ゴマ油などを使ってサラダや和え物にして食べるのがおすすめです。(※1,5)

整腸作用・コレステロール値を下げる「食物繊維」

きゅうりに含まれる食物繊維は100gあたり1.1gです。食物繊維には便秘対策に役立つ整腸作用のほか、血糖値の上昇を抑えたり、血中のコレステロール値を下げたりするはたらきが期待できます。

きゅうりの食物繊維量は根菜類や穀物と比較すると低いのですが、食物繊維が豊富なきのこ類や海藻類と組み合わせると無理なく摂取できますよ。(※1,6)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ