後味が桃のようにフレッシュ

アイリッシュウイスキーが舌から喉を通過したあとの口の中に残る風味と鼻から抜ける余韻が合わさった時、まるでフレッシュな桃を連想できます。
テイスティングは各個人の感じ方や感性と表現、自由なのが楽しいですよね♪
ぜひ、参考にテイスティングしてみてください♪

ほかのウイスキーとの違い

アイリッシュウイスキーはほかのウイスキーにはない分類や蒸留方法があります。それが「ポットスチルウイスキー」です。加えて世界のウイスキーは通常は2回の蒸留ですが、アイリッシュウイスキーは伝統として3回蒸留しているウイスキーが多く存在します。3回蒸留することでアルコール度数は高くなりますが雑味が減ってよりクリーンな仕上がりになりますね。

しかし、3回蒸留することはあくまで伝統で、法的に一度も3回と定められたことはありませんので2回蒸留のウイスキーもあります。

アイリッシュウイスキーの選び方

シングルモルトウイスキー

スコッチと同じ大麦麦芽(モルト)100%のみ使用し、単一の蒸留所で単式蒸留器(ポットスチル)で作られるウイスキーのことです。シングルモルトとは、モルトの特徴を楽しむウイスキーと私は考えており、一番特徴をダイレクトに堪能できる飲み方としてストレートをおすすめします!

ラベルの表にシングルモルトと記載されて、もしくは裏のラベルの原材料に「モルト」とだけ記載されていればシングルモルトです。

グレーンウイスキー

大麦麦芽(モルト)、トウモロコシ、大麦(未発芽)、小麦、ライ麦、オート麦などの穀物(グレーン)を使用し、連続式蒸留器で大量に生産できるウイスキーです。

シングルモルトに比べてアルコール度数が高くてクリーンな味わいになっており、シングルグレーンウイスキーは少数しかありませんが、アイリッシュウイスキーで「グレンダロウ シングルグレーン」があります。シングルなのでストレートで飲むのがおすすめです。

表のラベルにシングルグレーンと記載されるか、裏のラベルに原材料「グレーン」とだけ記載されていればシングルグレーンです。グレーンだけでなく「グレーン、モルト」と記載される場合もありますが、これは必ず糖化するときにモルトを使用するためです。

ポットスチルウイスキー

ウイスキーのなかでも、アイリッシュウイスキーにしかない分類です。大麦麦芽(モルト)と大麦(未発芽)のどちらも30%以上使用して単式蒸留器(ポットスチル)で蒸留します。それ以外のグレーンは5%以内まで入れてよいと定められています。ラベルに「シングルポットスチル」と記載されていれば、この分類のウイスキーということになります。

大麦を中心に穀物独特のオイリーさや、スパイスを楽しむにはストレートかロックがおすすめ!シングルモルトとまた違う、ポットスチルとして、飲む価値ありです。

ブレンデッドウイスキー

シングルモルトウイスキーとグレーンウイスキーとポットスチルウイスキーを混ぜたものがブレンデッドウイスキーになります。どんな組み合わせでも2種類以上を混ぜれば、ブレンデッドウイスキーになるのです。ブレンデッドウイスキーは飲みやすくブレンドされているため、ハイボールや水割りがおすすめですね。ハイボールは炭酸がキリッと喉越しもよくグイグイ飲めますが、炭酸は後味をスッキリ締めてくれるので、この記事では微かな余韻も見逃さない通好みとして水割りをおすすめします。

表には比較的小さめにブレンデッドウイスキーと記載されることが多く、裏のラベルの原材料に「モルト、グレーン」と記載されていればブレンデッドウイスキーです。
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