ライター : きたやまあさみ

ライター

エンガディナーの基本レシピ

Photo by きたやまあさみ

調理時間 120
*生地を寝かせる時間は除く
この記事では、くるみとキャラメルのタルト「エンガディナー・ヌストルテ」の基本レシピをご紹介します。バターのコクとキャラメルヌガーのほろ苦さがベストマッチして、口いっぱいに幸せが広がりますよ。くるみは粗く刻んで歯ごたえを楽しんで♪

材料(18cmタルト型1台分)

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  • タルト生地
    • 薄力粉 160g
    • バター(無塩) 100g
    • 粉糖 55g
    • アーモンドパウダー 30g
    • 溶き卵 25g
    • バニラオイル 適量
    • ひとつまみ
  • キャラメルヌガー
    • クルミ 70g
    • グラニュー糖 50g
    • バター(無塩) 30g
    • 生クリーム 30g
    • 水あめ 20g
  • 仕上げ

きれいな格子模様を出すコツ

  1. 仕上げにフォークで模様をつけるときに生地がやわらかいと破れたり、ぼろぼろに崩れたりして見た目が悪くなってしまう原因に。生地がやわらかい場合は、再度冷蔵庫に入れてある程度固くしてから作業してくださいね。

下準備

・溶き卵、バターは室温に戻しておく ・仕上げ用のインスタントコーヒーと水、卵黄を混ぜ合わせておく

作り方

1.ボウルにバター、粉糖、塩を入れて、混ぜ合わせる

ボウルに入ったバターに粉糖を入れる様

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ボウルに室温に戻したバターを入れて、クリーム状になるまでゴムベラでよく練り混ぜます。なめらかになったら、粉糖と塩、バニラオイルを加えて、さらに混ぜ合わせます。

2.溶き卵を少しずつ加える

ボウルに少しずつ溶き卵を入れる様子

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室温に戻した溶き卵を少しずつ加え、その都度よく混ぜ合わせます。一気に入れると分離してしまうので、少しずつ生地に練り込むようにして加えましょう。

3.アーモンドパウダー、薄力粉をふるい入れる

ボウルに薄力粉をふるい入れる様子

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アーモンドパウダー、薄力粉をふるい入れ、ゴムベラで切るように混ぜ合わせます。

4.生地をまとめる

ボウルの中でまとめられるタルト生地

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ゴムベラをボウルに押し当てるようにして、生地を少しずつまとめます。

5.生地を2等分にし、冷蔵庫で寝かせる

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生地がまとまったら、型に敷く用とふた用に2等分します。それぞれをラップで包み、冷蔵庫で1時間以上寝かせます。

6.生地を伸ばす

めん棒でタルト生地を伸ばす様子

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寝かせておいた2つの生地をそれぞれクッキングシートで挟み、めん棒で3mmの厚さに伸ばします。直径18cmの型を使用する場合、型に敷く生地の大きさの目安は直径24cmです。生地を回転させながら伸ばすときれいな円形に広がりますよ。

7.タルト型に生地を敷き込む

タルト生地を型に密着させる様子

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伸ばした生地のひとつをタルト型の上にふんわりのせ、型に密着するように指を使って軽く押さえます。生地が生焼けにならないよう、フォークで空気穴をあけます。さらに30分冷蔵庫で寝かせます。

8.くるみをローストし、粗く刻む

まな板の上で粗く刻んだくるみ

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くるみを170度のオーブンに入れ、5~10分焼きます。冷めたら、包丁で粗く刻みます。 ※ザクザクした食感が好きな方は刻まなくてもかまいません。

9.鍋にグラニュー糖と水あめを入れ、火にかける

鍋の中にグラニュー糖と水あめを入れる様子

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鍋にグラニュー糖と水あめを入れ、中火にかけます。火のあたりが強いと焦げついてしまうので、木べらで絶え間なく混ぜ続けましょう。

10.生クリーム、バター、くるみを加える

鍋に入ったキャラメルにくるみを加える様子

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キャラメル色になったら、生クリームを加えて木べらで混ぜ合わせます。なめらかに混ざったら、バター、くるみを加えてさらに混ぜます。ひと煮立ちして、とろっと粘りが出てきたら耐熱性の容器にうつし、冷まします。

11.タルト生地にヌガーを詰める

タルト生地の中にキャラメルヌガーを入れる様子

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冷やしておいたタルト生地の中にキャラメルヌガーを詰めます。ヌガーが熱いと生地がダレてくるので、しっかり粗熱をとってくださいね。

12.もう1枚の生地をかぶせる

余分なタルト生地をめん棒で取り除く様子

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もう1枚のタルト生地を上にかぶせ、めん棒を転がして余分な生地を取り除きます。

13.仕上げ液をタルトの表面に塗る

タルトの表面にはけで仕上げ液を塗る様子

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タルトの表面に、はけで仕上げ液(インスタントコーヒーを水で溶かし、卵黄を混ぜたもの)を薄く塗ります。

14.フォークで模様をつける

タルトの表面にフォークで模様を入れる様子

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フォークでタルトの表面に模様をつけます。 ※このレシピでは、格子模様にしていますが、渦巻き模様、矢羽模様などにアレンジしてもいいです。

15.170度のオーブンで40分焼く

白いお皿にのった格子模様のエンガディナー

Photo by きたやまあさみ

170度に予熱したオーブンに入れ、40分焼きます。模様がきれいに浮かび上がったら、できあがり。

もっと知りたい「エンガディナー」の魅力

Photo by きたやまあさみ

発祥地と名前の由来

エンガディナーは、スイスのエンガディン地方の伝統的なお菓子。名前の由来は地名からきています。歴史は古く、なんと200年以上も前から人々に愛されてきたんだとか!

フランスやイタリアから持ち込んだくるみと、当時よく食べられていたクッキー生地を組み合わせたのが「エンガディナー」誕生のきっかけといわれています。

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