ライター : きたやまあさみ

ライター

エンガディナーの基本レシピ

Photo by きたやまあさみ

調理時間 120
*生地を寝かせる時間は除く
この記事では、くるみとキャラメルのタルト「エンガディナー・ヌストルテ」の基本レシピをご紹介します。バターのコクとキャラメルヌガーのほろ苦さがベストマッチして、口いっぱいに幸せが広がりますよ。くるみは粗く刻んで歯ごたえを楽しんで♪

材料(18cmタルト型1台分)

Photo by きたやまあさみ

きれいな格子模様を出すコツ

  1. 仕上げにフォークで模様をつけるときに生地がやわらかいと破れたり、ぼろぼろに崩れたりして見た目が悪くなってしまう原因に。生地がやわらかい場合は、再度冷蔵庫に入れてある程度固くしてから作業してくださいね。

下準備

・溶き卵、バターは室温に戻しておく ・仕上げ用のインスタントコーヒーと水、卵黄を混ぜ合わせておく

作り方

1.ボウルにバター、粉糖、塩を入れて、混ぜ合わせる

ボウルに入ったバターに粉糖を入れる様

Photo by きたやまあさみ

ボウルに室温に戻したバターを入れて、クリーム状になるまでゴムベラでよく練り混ぜます。なめらかになったら、粉糖と塩、バニラオイルを加えて、さらに混ぜ合わせます。

2.溶き卵を少しずつ加える

ボウルに少しずつ溶き卵を入れる様子

Photo by きたやまあさみ

室温に戻した溶き卵を少しずつ加え、その都度よく混ぜ合わせます。一気に入れると分離してしまうので、少しずつ生地に練り込むようにして加えましょう。

3.アーモンドパウダー、薄力粉をふるい入れる

ボウルに薄力粉をふるい入れる様子

Photo by きたやまあさみ

アーモンドパウダー、薄力粉をふるい入れ、ゴムベラで切るように混ぜ合わせます。

4.生地をまとめる

ボウルの中でまとめられるタルト生地

Photo by きたやまあさみ

ゴムベラをボウルに押し当てるようにして、生地を少しずつまとめます。

5.生地を2等分にし、冷蔵庫で寝かせる

Photo by きたやまあさみ

生地がまとまったら、型に敷く用とふた用に2等分します。それぞれをラップで包み、冷蔵庫で1時間以上寝かせます。

6.生地を伸ばす

めん棒でタルト生地を伸ばす様子

Photo by きたやまあさみ

寝かせておいた2つの生地をそれぞれクッキングシートで挟み、めん棒で3mmの厚さに伸ばします。直径18cmの型を使用する場合、型に敷く生地の大きさの目安は直径24cmです。生地を回転させながら伸ばすときれいな円形に広がりますよ。

7.タルト型に生地を敷き込む

タルト生地を型に密着させる様子

Photo by きたやまあさみ

伸ばした生地のひとつをタルト型の上にふんわりのせ、型に密着するように指を使って軽く押さえます。生地が生焼けにならないよう、フォークで空気穴をあけます。さらに30分冷蔵庫で寝かせます。

8.くるみをローストし、粗く刻む

まな板の上で粗く刻んだくるみ

Photo by きたやまあさみ

くるみを170度のオーブンに入れ、5~10分焼きます。冷めたら、包丁で粗く刻みます。 ※ザクザクした食感が好きな方は刻まなくてもかまいません。

9.鍋にグラニュー糖と水あめを入れ、火にかける

鍋の中にグラニュー糖と水あめを入れる様子

Photo by きたやまあさみ

鍋にグラニュー糖と水あめを入れ、中火にかけます。火のあたりが強いと焦げついてしまうので、木べらで絶え間なく混ぜ続けましょう。

10.生クリーム、バター、くるみを加える

鍋に入ったキャラメルにくるみを加える様子

Photo by きたやまあさみ

キャラメル色になったら、生クリームを加えて木べらで混ぜ合わせます。なめらかに混ざったら、バター、くるみを加えてさらに混ぜます。ひと煮立ちして、とろっと粘りが出てきたら耐熱性の容器にうつし、冷まします。

11.タルト生地にヌガーを詰める

タルト生地の中にキャラメルヌガーを入れる様子

Photo by きたやまあさみ

冷やしておいたタルト生地の中にキャラメルヌガーを詰めます。ヌガーが熱いと生地がダレてくるので、しっかり粗熱をとってくださいね。

12.もう1枚の生地をかぶせる

余分なタルト生地をめん棒で取り除く様子

Photo by きたやまあさみ

もう1枚のタルト生地を上にかぶせ、めん棒を転がして余分な生地を取り除きます。

13.仕上げ液をタルトの表面に塗る

タルトの表面にはけで仕上げ液を塗る様子

Photo by きたやまあさみ

タルトの表面に、はけで仕上げ液(インスタントコーヒーを水で溶かし、卵黄を混ぜたもの)を薄く塗ります。

14.フォークで模様をつける

タルトの表面にフォークで模様を入れる様子

Photo by きたやまあさみ

フォークでタルトの表面に模様をつけます。 ※このレシピでは、格子模様にしていますが、渦巻き模様、矢羽模様などにアレンジしてもいいです。

15.170度のオーブンで40分焼く

白いお皿にのった格子模様のエンガディナー

Photo by きたやまあさみ

170度に予熱したオーブンに入れ、40分焼きます。模様がきれいに浮かび上がったら、できあがり。

もっと知りたい「エンガディナー」の魅力

Photo by きたやまあさみ

発祥地と名前の由来

エンガディナーは、スイスのエンガディン地方の伝統的なお菓子。名前の由来は地名からきています。歴史は古く、なんと200年以上も前から人々に愛されてきたんだとか!

フランスやイタリアから持ち込んだくるみと、当時よく食べられていたクッキー生地を組み合わせたのが「エンガディナー」誕生のきっかけといわれています。

編集部のおすすめ