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この記事は、三越伊勢丹が運営する、「FOODIE」の提供でお送りします。
おもてなしやパーティで、「華」になる料理がひとつあれば場が盛り上がります。そんなときにおすすめの野菜のオードブルをご紹介。教えてくれるのは、テレビや雑誌で活躍する料理家、尾田衣子さんです。
「彩りがきれいな野菜を使ったり、ちょっとした工夫をするだけで、簡単でおいしくて、ちょっとおしゃれな一品になりますよ」
手軽にできて見た目も美しい野菜料理で、テーブルに華を添えましょう。
野菜のテリーヌ
彩りのよい野菜をゼリーで固めるだけのシンプルな手順で、まるでレストランの前菜のようなひと皿に!
「今回は丸いものを集めて、コロコロかわいい断面を作りました。彩りや形で自由に遊べるのがいいところ。気分やシチュエーションに合わせて工夫してみてください」
前日に準備しておけるのもうれしいですね。ぜひ、オリジナルのデザインでチャレンジしてみてください。
野菜のテリーヌ
<材料>(18cmのパウンド型1台分)
アスパラ……4~5本
いんげん……6本
ごぼう……1/2本
オクラ……4本
ベビーコーン(水煮缶)……4本
小なすの漬物……5本
ラディッシュ……8個
コンソメ(顆粒)……小さじ3
水……300ml
ゼラチン……15g
ソース
トマト…‥1/2個
にんにく……1/2片
オリーブオイル……大さじ1 1/2
食パン……1/2枚
塩・こしょう……各適量
<作り方>
1. アスパラ、いんげん、ごぼう、オクラは茹でる。
2. コンソメ液を作る。水、コンソメ顆粒を火にかけ、沸騰したら火を止めゼラチンを溶かす。
3. 型にラップを敷く。
最後に取り出しやすいように、パウンド型にあらかじめラップを敷いておく。あとでふたをするので、ラップは大きめにカットして、外側にたらしておく。
4. 彩りを考えながら野菜を詰めていく。
まずはヤングコーンとオクラを入れる。どこを切っても全種類の野菜が食べられるように、長辺全体に同じ野菜が入るように入れるのがポイント。
「野菜の順番は好みですが、同系色が重なったりしないよう工夫してください」
なすの漬物をバランスよく並べる。なすのヘタは切って入れてもOK。
「太さが違うものがありますが、そこは気にしなくても大丈夫。どこを切っても見えるようにだけ気を付けましょう」
ラディッシュも、全体に行き渡るように考えながら配置する。
残りの野菜を入れ、バランスを見ながら野菜の位置を整える。
「切った時の断面を想像しながら並べるとうまくいきます」
5. コンソメ液を注ぐ。
4に2のコンソメ液を注ぐ。隙間なく入るように気を付けること。
たらしておいたラップで蓋をし、冷蔵庫で3時間以上しっかりとゼラチンを固め冷やす。
6. ソースを作る。トマト、にんにく、オリーブオイル、パンを合わせミキサーにかけ、塩、こしょうで味を調える。
7. 器にソースをしき、5をカットしてソースの上にのせる。
盛り付けは、取り分けスタイルでも銘々に盛り付けても、お好みで。
「カットの仕方や盛り付けで印象が変わるので、ぜひいろいろ試してみてください!」
野菜のミルフィーユ蒸し焼き
カラフルな野菜を厚手の鍋に詰めて、あとは蒸したら出来上がり。
「鍋ごとテーブルに運んで、蓋を開けた時に『わあ! きれい!』と言われる料理です。鍋にお任せなので、その間にほかの準備もできるし、本当に簡単。野菜の甘みが出て、やさしい味になります。蒸し野菜は箸休めにもなるし、別にソースを添えたら食べ応えもアップします。紫やオレンジなど、ビビッドな色を入れるのがポイントです」
野菜のミルフィーユ蒸し焼き
<材料>(4人分)
かぼちゃ…‥100g
紫キャベツ……1/2個
にんじん……1/3本
大根……1/6本
ズッキーニ……1/3本
スライスチーズ……3枚
ローリエ……4枚
タイム……4枝
粉チーズ……大さじ1
コンソメ(顆粒)……小さじ1
白ワイン……大さじ3
塩、黒こしょう、オリーブオイル……各適量
<作り方>
1. かぼちゃは薄切りにし、紫キャベツは2等分して葉をほぐす。にんじん、大根、ズッキーニはピーラーなどで縦にスライスする。スライスチーズは2等分に切る。
2. 紫キャベツを入れる。
厚手の鍋を用意し、まずは紫キャベツを全体に入れる。
「キャベツなど、面積を広くとって比較的しっかり立つものを最初に入れます。これがベースになります」
3. 紫キャベツの間にスライスした野菜とチーズを入れる。
紫キャベツの葉の間にスライスした野菜、スライスチーズを層にするように入れていく。
「ほぼこのままで完成するので、バランスよく入れましょう」
4. ローリエ、タイムをのせコンソメ顆粒、白ワインを加えて、塩、こしょうをふり、蓋をして6~7分蒸し焼きにする。
5. 蒸しあがったら蓋をあけオリーブオイルと粉チーズを回しかける。
蒸し焼きにするだけで、美しい一品が完成。
「鍋ごと出して、好みで塩やビネガーなどをかけながら食べます。無水調理で野菜の旨みがじんわりとおいしいので、ぜひ定番にしてください」
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