減塩調味料や食品を活用する

手軽においしく減塩する方法のひとつに、減塩調味料や食品の活用があります。例えば、減塩しょうゆを使った場合、同量の一般的なしょうゆよりも4割程度の塩分がカットできるでしょう。

そのほかにも減塩みそや減塩ソース、減塩のめんなど、さまざまな減塩調味料や食品があります。普段使用している調味料や食品の塩分が気になるひとは、これらを取り入れてみるのも良いですね。(※6,15,16,17)

塩分を取りすぎたときの対処法3選

ポイント

  1. カリウムが豊富な食品を取る
  2. 水分をしっかり取って尿を出す
  3. カルシウムを取る

カリウムが豊富な食品を取る

塩分の取りすぎが気になったら、カリウムが豊富な野菜や果物、大豆製品を取ってみましょう。カリウムはナトリウム(塩分)と同様に体内の水分調整にかかわり、塩分の尿中排出を促す作用があります。

そのため、塩分を取りすぎたときはもちろん、普段の食事でもカリウムが豊富な食品を取り入れてみてくださいね。(※3,12)

水分をしっかり取って尿を出す

摂取した90%のナトリウム(塩分)は尿中から排出されます。つまり、尿をしっかり出すことで取りすぎた塩分の排出が進むと考えられます。

しかし、水分が不足すると尿量の減少につながるため、のどの渇きを感じる前からしっかり水分を取っておきましょう。(※1,18)

カルシウムを取る

塩分の取りすぎで心配されるのが、血圧の上昇です。そんなときにカルシウムを取ることで、血圧の上昇対策に役立つと考えられています。

前述したように、ナトリウムの取りすぎにより、カルシウムの尿中排泄が促進されるともいわれています。カルシウムの補給のために牛乳やヨーグルトなどのカルシウムが豊富な食品を取り入れるのも一案ですね。(※1,9,12)

【Q&A】塩分を取りすぎると体重が増えるって本当?

A:むくみや食欲増進によって、体重増加が起きるおそれがあります。

体に水分が過剰にたまるむくみは、一時的な体重増加の原因にもなります。また、塩分の取りすぎによる食欲増進作用も報告されているため、体重が気になる方も、塩分の取りすぎには気をつけたいですね。(※19,20)
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