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「塩分の取りすぎ」はなぜ体に悪いの?
私たちは、塩分のなかでも食塩(塩化ナトリウム)や食塩を含む調味量を主にとっています。これらを含めた塩分(ナトリウム)の取りすぎは、むくみや血圧上昇などの体への影響が心配されるんです。
そんな、塩分の取りすぎによる具体的なリスクや症状を見ていきましょう。(※1,2)
そんな、塩分の取りすぎによる具体的なリスクや症状を見ていきましょう。(※1,2)
塩分の取りすぎによる症状やリスク
症状
- 体のむくみ
- 血圧の上昇
- 腎臓への負担がかりやすい
- 骨が弱くなりやすい
体のむくみ
むくみとは、余分な水分が皮膚の下にたまっている状態をいいます。
食塩に含まれるナトリウムは、カリウムとともに体内の水分バランスや細胞外液の浸透圧の維持をにないます。しかし、ナトリウムの取りすぎによって、細胞外液や循環血液量が増えることでむくみが起きやすくなってしまうんです。(※3,4,5)
食塩に含まれるナトリウムは、カリウムとともに体内の水分バランスや細胞外液の浸透圧の維持をにないます。しかし、ナトリウムの取りすぎによって、細胞外液や循環血液量が増えることでむくみが起きやすくなってしまうんです。(※3,4,5)
血圧の上昇
塩分(ナトリウム)の過剰摂取により、血圧の上昇が起きやすいとされています。塩分を取りすぎると、塩分濃度を保つために水分をため込みます。
これにより全体的な血液量が増え、心臓から血液が送りだされるときに、血管に強い圧力がかかります。この状態のまま全身をめぐることで、血圧上昇のおそれがあります。(※6)
これにより全体的な血液量が増え、心臓から血液が送りだされるときに、血管に強い圧力がかかります。この状態のまま全身をめぐることで、血圧上昇のおそれがあります。(※6)
腎臓への負担がかりやすい
腎臓は老廃物の排出や、余分な塩分(ナトリウム)や水分を尿より排泄し、体内の塩分と水分のバランスを調整する臓器です。
塩分(ナトリウム)の取りすぎによって血圧が高い状態が続くと、血液のろ過に大切な糸球体の組織に影響が起き、ろ過機能低下につながります。これにより塩分や水分の排出が上手くいかなくなると、さらなる血圧上昇のおそれもあるんです。(※7,8)
塩分(ナトリウム)の取りすぎによって血圧が高い状態が続くと、血液のろ過に大切な糸球体の組織に影響が起き、ろ過機能低下につながります。これにより塩分や水分の排出が上手くいかなくなると、さらなる血圧上昇のおそれもあるんです。(※7,8)
骨が弱くなりやすい
ナトリウムの摂取過多によって、カルシウムの尿中排泄量が増えるとされています。カルシウムは、骨の健康維持にかかわる栄養素で、不足すると骨が弱くなるおそれがあります。
日本人は全世代でカルシウムが不足しているといわれているため、不必要にカルシウムの排出量を増やすのは避けたいですね。(※1,9,10)
日本人は全世代でカルシウムが不足しているといわれているため、不必要にカルシウムの排出量を増やすのは避けたいですね。(※1,9,10)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。