目次
デニッシュパンとデニッシュ食パン
「デニッシュパン」とは、デンマーク発祥のバターをたっぷり使った贅沢なパンのことです。「デニッシュ食パン」は、デニッシュパンと食パンのいいとこ取りをしたパンで、京都の名店が最初に考案したとされています。
デニッシュ食パンの魅力といえば、なんといっても贅沢なバターの味わいと食感!ふんわりと香るバターと、さっくりフワフワの生地は、たまらないおいしさです。
基本のデニッシュ食パンの作り方
シンプルなデニッシュ食パンレシピをご紹介していきます。生地をひと晩ねかせて冷やすのがポイントのレシピです。冷やすことで、バターを折り込みやすくし、失敗しにくくなりますよ。なるべく室温を低く保って、バターを溶かさないように作業していきましょう。
※おまかな流れは、焼き上げ前日に「生地作り」「バターシート作り」、焼き上げ当日に「バター折り込み」「成形と焼き上げ」です。
材料(1斤分)
【デニッシュパン生地】
・準強力粉(フランスパン専用粉)……250g
・ドライイースト……5g
・砂糖……35g
・塩……4g
・スキムミルク……8g
・全卵……25g
・水……120cc
・バター……25g
【バターシート】
・バター……100g
※今回は準強力粉(リスドォル)を使ってデニッシュ食パンを焼き上げました。準強力粉がなければ、強力粉175g+薄力粉75gで代用してください。
パン生地の作り方(前日の仕込み)
1. バター以外のパン生地の材料を混ぜる
準強力粉、砂糖、塩、スキムミルク、ドライイーストをボウルに入れます。計量した溶き卵と水(常温)を混ぜたものを、ボウルに入れたドライイーストめがけて注ぎ入れます。ヘラやお箸で、生地がざっくりまとまるまで混ぜましょう。
2. 生地を台に出して、粉っぽさがなくなるようにこねる
生地がまとまってきたら、台に出してこねます。生地を台にこすりつけるようにすると、生地が簡単にまとまります。ここでは、生地をおおまかにまとめる程度のこねで十分です。
3. 生地がまとまったらバターを加える
生地の手ざわりがなめらかになったら、バターを加え、生地にツヤが出てくるまでこねます。こね時間の目安は全体で10分から15分ほどです。
※通常の食パン生地のよう、にしっかりこねる必要はありません。生地を引っ張ったとき、薄く膜ができる前に、生地が切れて破れてしまうくらいでこねるのをやめましょう。