ライター : おさとう

栄養士 / webライター / フードスペシャリスト

簡単絶品!市販のルーを使ったスープカレーの基本レシピ

Photo by goofy_2s

旨みのポイントはみじん切りの玉ねぎ&めんつゆ、そして鶏手羽元を焼いた後に残った少量の油も無駄なく使うこと。鶏油を入れたような、香ばしさと風味が加わっています。 スープはケチャップやソースでコクをプラスしつつ、隠し味にちょっとだけお酢を入れて味にメリハリを付けてみました。白いごはんはもちろん、パンをひたして食べるのもおすすめです。 ナチュラルな味がダイレクトに伝わってくる素揚げ野菜のおいしさも、じっくりと楽しんでくださいね。

材料(2人分)

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おいしく作るためのポイント

  1. お使いのルーによって、味の濃さが変わります。今回は1かけでちょうどよかったですが、入れたあとにしっかり溶かし、必ずひと煮立ちさせてから味をみて調節するようにしましょう!ひと煮立ちさせる前だとルーが溶けきらずに味が薄いと感じてしまうことがあるので、注意してください。
  2. ルーを入れすぎると旨みが伝わりにくく、トロミが付きすぎて普通のカレーと同じようになってしまいます。入れすぎてしまったら水やお湯を足し、ケチャップ・おしょうゆ・めんつゆで味をととのえるといいですよ◉
  3. 野菜はそのときどきの旬のものでアレンジしても、もちろんOKです。もしあればバジル・ガラムマサラ・コリアンダー・チリペッパー・クミンなどのスパイスを加えると、より本格的な味わいが楽しめます。ココナッツミルクを使うのもいいですね。

作り方

1.具の下ごしらえをする

白い小バットに入ったみじんぎり玉ねぎ。小ステンレスボウルに入った輪切り蓮根。白い小バットに入った切ったにんじんとピーマン

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にんじんは皮をむいて6等分になるよう縦にスライスします。れんこんも皮をむいて同じく6等分になるよう輪切りにし、酢水にさらしておきましょう。ピーマンは4等分になるよう縦に切り、玉ねぎはみじん切りにしておきます。 じゃがいもは600wの電子レンジで5分から6分加熱し、ホクホクになったら皮をむきます。

2.玉ねぎを炒める

ステンレスの鍋で炒められている、みじん切り玉ねぎのアップ

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ほぼ弱火程度の中火にかけた鍋に、大さじ1杯(分量外)のオリーブ油またはサラダ油を熱し、玉ねぎを入れます。油をなじませるように混ぜたら、弱火にしましょう。玉ねぎがしんなりしてきたらフタをし、焦げないようにときどき様子を見ます。

3.野菜を素揚げにする

フライパンで揚げ焼きにされている、蓮根・にんじん・ピーマンのアップ

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フライパンに大さじ3杯(分量外)のオリーブ油またはサラダ油を熱し、にんじん・ピーマン・れんこんを素揚げにします。

4.油をきっておく

キッチンペーパーと網の上で、素揚げ野菜の油をきっています

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お好みの揚がり具合になったら取り出し、油をきっておきましょう。

5.手羽元を焼く

鶏手羽元を焼いています。皮目に焼き色が付いて、パリパリに。

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野菜を取り出したフライパンに手羽元を入れ、塩少々(分量外)を振って表面がパリパリになるまで焼き付けます。

6.手羽元を一緒に煮む

みじん切り玉ねぎを炒めている鍋に、鶏手羽元を入れたところです

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表面がパリパリになったら、油ごと玉ねぎを炒めている鍋に入れましょう。水と〈A〉の調味料を加えたら、強めの中火にしてひと煮立ちさせます。

7.ルーを入れる

鍋に水と〈A〉の調味料を入れたところ。スープが茶色になって、みじん切りの玉ねぎが浮いています。

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ひと煮立ちしたらいったん火を止めて、まずは1かけのルーとバターを入れて溶かします。ルーがしっかり溶けたら中火でもう一度ひと煮立ちさせ、味見をしてください。足りないようだったら残りのルーを少しずつ加え、濃さを調節しましょう。

8.盛り付ける

スープカレーが入った黒い土鍋のアップ。薄黄色の小皿にシュレッドチーズ、紫の小皿にカットしたで卵のピクルス。

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手羽元を枕にしてじゃがいも、ピーマン、にんじん、れんこんを盛り付けます。具材にかからないよう、スープを静かに注いだら完成です。 トッピングとして、ブラックペッパー&一味唐辛子を振りかけたチーズと、ゆで卵のピクルスを添えてみました。

市販ルーと使った簡単スープカレーレシピ5選

1. ミニトマトがジューシー「春野菜のスープカレー」

ウィンナーから出てくるおだしと、野菜の旨みを活かしたひと品です。春野菜のキャベツを使っていますが、そのときどきの旬素材でアレンジOK。夏ならナスやズッキーニ、秋ならゴボウや里芋、冬ならカブやれんこん……など、お好きなものでどんどん楽しみましょう♪

ミニトマトをかじったときの酸味が、サッパリとしたアクセントになっています。

2. 特製バジルソースをかけて「たまねぎスープカレー」

スープはレンジにおまかせの、気軽に作れるレシピです。具は玉ねぎと、マーガリンでこんがりソテーしたじゃがいもだけでシンプル。フライパンに残ったオイル分で作るバジルソースは、おしょうゆとシナモンが香ってほどよいインパクトが感じられます。 忙しい朝ごはんにもピッタリで、お好みで目玉焼きやウィンナーを添えてもステキですね。

3. 和を感じる「パクチースープカレー」

かつおぶし、昆布だし、おしょうゆで風味を付けたスープカレーに、エスニックな香りのパクチーをON。三つ葉と同じセリ科のパクチーは、意外と和風の味付けとも好相性ですよ。パクチーが苦手でない方は、ぜひ試してみてくださいね。

ロブジョン氏のおしょうゆがない場合は、大さじ1杯のおしょうゆに、リンゴジュースや顆粒だしを少しずつ加えて大さじ2杯にしたもので代用しましょう。

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