ライター : debukodx

年間10日営業?レアすぎるみたらしだんご屋

Photo by debukodx

京都市の西部にある「大映通り商店街」。かつて存在した映画スタジオ「大映京都撮影所」とともに発展したこの街は、撮影の合間に役者が衣装のまま通りを歩いていたことから、“日本のハリウッド”と呼ばれていたそうです。 この商店街で約50年営業している「三吉みたらし」は、文字通りみたらしだんごのお店。テレビなどメディアで紹介されるほどの人気店で、オープンすると同時に列ができるんです。

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「三吉みたらし」という店名ですが、“みよし”とは読まず“さんきち”と読みます。店主が三吉さんなのではなく、お店のすぐ近くにある「三吉稲荷(さんきちいなり)」という神社に由来しているそうです。お店が右手奥に見えているのがわかりますか?

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実はこちらのお店、謎に包まれた部分が多く不思議なお店でもあります。何が不思議かというと、お店の情報がまったくつかめないんです……! 不定営業で、地元民でさえいつお店が開いているのかわからない……。営業時間も16時〜20時頃とかなり曖昧なんです。「年間で10日ほどしか営業していないのでは?」との噂もあるようで、営業自体がかなりレアなお店なんです。 画像のように、普段は締め切られ営業していません。しかも看板など一切ないので、知らないと通り過ぎてしまいそう……! 営業日が少ないのには、理由があります。店主の方が、ほかの地域で和菓子屋を営んでいて、そちらの仕事が忙しいからだそうです。この商店街では、毎年夏まつりがありますが、その時期に営業している可能性が高いそうなので、タイミングが合えば巡り会えるかもしれませんね!

きな粉をたっぷりかけるのが特徴!

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運良く営業日に通りがかったら、買わないわけにはいきません!そう思う人が多いのか、通り過ぎてわざわざ引き返してくる人も見受けられます。あれよあれよという間に行列になることも珍しくないようです。 みなさん10本など大量買いされますが、そんなに待たずに購入できますよ。

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メニューは「みたらしだんご」と、夏限定の「わらびもち」のみとシンプル。どちらも単価80円で庶民的な値段です。基本店主の方がひとりで営業されていて、注文が入るとだんごを炙り始めてくれます。のれん越しに注文をして、できあがりを待ちましょう。 焼きたてのみたらしだんごに、タレときな粉をかけるのが三吉の特徴です。きな粉はかけるかどうか聞いてくださるので、ナシも可能。お好みでどうぞ。

メニューは「みたらしだんご」と「わらびもち」のみ

みたらしだんご

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1本 80円(税込)
「みたらしだんご」は、きな粉アリかナシかを選べますが、かかっているほうがとてもおいしいので、苦手でない方は、ぜひアリで食べてみてください。 醤油ベースのタレにほどよい甘さのきな粉が絶妙で、見た目ほど重たさを感じません。できたては温かいので、やわらかくとろけそうな食感がたまりません。1本、2本とつい手が伸びてしまいます……!

わらびもち

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1個 80円(税込)
こちらは夏場しか販売されない「わらびもち」。単価は「みたらしだんご」と同じです。プルプルもっちりできな粉もたっぷりの「わらびもち」は、暑い日にさっぱりといただけます。冷やすとさらにおいしく食べられますよ♪

「幻のみたらしだんご」をゲットしてみて!

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不定営業から「幻」と称される、きな粉がけが特徴の「三吉みたらし」。地元民でも手に入れるのがむずかしいほどハードルが高いですが、それだけに食べられたときは至福の喜びでもあります。ぜひ一度訪れてみてくださいね。

店舗情報

■店舗名:三吉(さんきち)みたらし ■最寄駅:嵐電 帷子ノ辻駅下車 徒歩約5分 ■電話番号:075-881-0253 ■営業時間:きまぐれ(16〜20時ごろ) ■定休日:きまぐれ(年間10日ほど)
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