ライター : 鎌上織愛

幼児食アドバイザー、食生活アドバイザー2級、グルメライター

京都でしか買えない限定お土産おすすめ7選

日本有数の観光地として、国内外から絶えず観光客が訪れる京都。清水寺や金閣寺などの世界遺産や仏閣はもちろん、祇園や先斗町など古都の風情あふれる街角には、訪れる人々を魅了する隠れた名品が数多く並んでいます。せっかく訪れたのだから、ここでしか買えない特別なお土産を買って帰りたいと思う方も多いのではないでしょうか。

そこで、この記事では全国のおいしいものを巡る旅ライターが、京都でしか手に入らないお土産を7つご紹介します。ニュースで話題になった和菓子や地元民が愛用する調味料など、京都ならではのおいしい味を厳選しました。

1. 緑寿庵清水「祇園限定 金平糖」

Photo by okamagami

価格:抹茶ミルクの金平糖、鉄観音烏龍茶の金平糖1,360円(税込)
日本で唯一の金平糖専門店「緑寿庵清水」は創業1847年の老舗店ですが、2019年に3店舗目が祇園にオープン。古都の情緒あふれるこちらの店舗では、本店にはない祇園限定の金平糖が購入できます。それが「抹茶ミルクの金平糖」と「鉄観音烏龍茶の金平糖」です。

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宇治の最高級の抹茶で作られた「抹茶ミルクの金平糖」は、ジャージー牛乳のコクをしっかりと活かした濃厚な味わいです。金平糖の甘さのなかに抹茶とジャージー牛乳の旨味が感じられ、噛むたびに抹茶のおいしさが広がります。

「鉄観音烏龍茶の金平糖」は希少な高級鉄観音茶葉を使用し、熟練の職人によって旨味と香りを引き出すことで烏龍茶のおいしさを再現しています。噛みしめると広がる爽やかな味わいは、まさに香り豊かな烏龍茶そのもの。甘いのにくどくなく、これほど食べる手が止まらない金平糖は初めてです。

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緑寿庵清水の金平糖がこれほどおいしい理由は、レシピが存在しないことに由来するのかもしれません。緑寿庵清水は一子相伝の技で伝統を守り続けながら、熟練の職人が2週間以上かけ試行錯誤つくり続けているそうです。

また金平糖は素材を加えると分離してしまうといわれるなか、緑寿庵清水には100種類ほどの味が存在します。これも緑寿庵清水の職人だからこそ、なせる技。京都の職人から生み出された逸品をお土産に持ち帰えれば、きっと喜んでもらえることでしょう。

口コミ・SNSでの反応

  1. 贈答用としても使える高級なものから、気軽な普段使いまで豊富にラインナップされています。金平糖の美味しさを再発見できる唯一無二のお店ですね。
  2. 抹茶ミルクは一粒で抹茶とミルクの味が口いっぱいに広がります。金平糖はすごいと思わされる味でした
購入できる場所祇園 緑寿庵清水
住所〒605-0074 京都府京都市東山区祇園町南側570-122
営業時間11:00〜18:30
定休日水曜日
公式HPhttp://www.konpeito.co.jp/

2. 洋菓子ぎをんさかい「京ごころん」

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価格:各種702円(税込)
次にご紹介するのは、祇園の花見小路にお店を構える「洋菓子ぎをんさかい」です。祇園の街にふさわしい風情ある佇まいの店舗で、1階では焼き菓子やケーキなど手土産になる商品を販売。2階はカフェになっており、作りたての京スイーツをその場でいただけます。

ほとんどの商品がオンライン販売されておらず、まさに京都の隠れ家スイーツスポット!その中でも特におすすめしたいのが、和素材を使用して作られた「京ごころん」というクッキーです。

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「京ごころん」は、抹茶・和三盆・七味・黒糖・黒豆・季節の味の全部で6種類。今回訪れた際の季節の味は「いちご」でした。どれを買うか迷いに迷いましたが、筆者は「抹茶」と「七味」と季節の味の「いちご」を購入しましたよ。

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ひと口サイズのクッキーは、口に入れるとほろっとほどけるような口溶けの良さ。それぞれの味がしっかりと生地に練り込まれ、繊細な粉糖とマッチして洗練された味わいです。

「抹茶」は森半の宇治抹茶を使用し、抹茶本来の苦みとコクが感じられる濃厚な風味。清水にある七味屋の七味唐辛子を使用した「七味」は、山椒がほんのり香る京都らしい味わいです。季節の味の「いちご」は、口に入れた瞬間に本物のいちごを食べたのかと思うほど、フレッシュないちごの酸味が口いっぱいに広がります。

どれも味わったことのないおいしさで、3箱ともあっという間に食べきってしまいました。ここでしか入手することができないので、ぜひ祇園に訪れたときは立ち寄ってみてください。

口コミ・SNSでの反応

  1. パッケージが上品で京都のお菓子って感じ♪甘さ控えめで、サクサクの食感が絶妙でとても美味しかったです。
  2. うっかりすると、つい食べすぎてしまうほど食べやすいです。
  3. サクサクして香ばしく、蕎麦ぼうろのようなクッキーのようなお菓子でした。美味しかったです。ちょっとした手土産にも使えそうです。
購入できる場所洋菓子ぎをんさかい
住所〒605-0074 京都府京都市東山区祇園町南側570ー122
営業時間12:00〜18:00
定休日不定休
公式HPhttps://www.gion-sakai.com/

3. バイカル(BAIKAL)「下鴨神社・大覚寺限定 月水鏡」

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価格:月水鏡140円(税込)、月水鏡抹茶宇治金時160円(税込)
1955年に創業した京都の老舗洋菓子店「バイカル(BAIKAL)」。アップルパイやレモンケーキなどの焼き菓子が有名ですが、繊細な味わいで知られる「月水鏡(げっすいきょう)」も人気商品のひとつです。

月水鏡はオンラインでも販売されていますが、下鴨神社ではプレーンと抹茶宇治金時がそれぞれ限定パッケージで、大覚寺ではプレーンが龍頭舟焼印入りの限定パッケージで購入できます。

筆者が訪ねたのは平日の昼過ぎでしたが、すでに完売しており残念ながら手に入れることができませんでした。それほどレアな商品ということなのでしょう。

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「月水鏡」は、中秋の名月に嵯峨天皇が大沢池で舟を浮かべて遊ばれたことから始まった「観月の夕べ」をイメージして作られたそうです。京都府産の牛乳など、こだわりの食材を丁寧に練り込んだミルククリームあんとやわらかな生地は、なめらかな食感で非常にクリーミー。京都らしい、とても上品な味わいです。

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京都府産の宇治抹茶を生地にふんだんに使った抹茶宇治金時も、ミルククリームあんのしっとりした甘さとマッチして美味。金時かのこ豆の食感が、プレーンとはまた違った味わいを楽しませてくれます。

またオンラインでは箱売りしかありませんが、店舗なら1個ずつ買うことも可能。自分用に少量だけ購入したり、友人や会社でのバラマキ用に人数分だけ買うのにもおすすめですよ。

口コミ・SNSでの反応

  1. 本当に美味しくて大ファンになり親戚にも配ったところやはり大好評でした♪またリピします。
  2. 抹茶バージョン。大きさがちょうどよく、餡の甘さもバッチリ。美味。
  3. 抹茶の味がより美味しくさせてます。
購入できる場所下鴨神社(賀茂御祖神社)「授与所」内
住所〒606-0807 京都府京都市左京区下鴨泉川町59
営業時間9:00〜17:00
定休日なし
公式HPhttps://www.shimogamo-jinja.or.jp/
バイカル公式HPhttps://www.baikal.jp/

4. 御室和菓子 いと達「くま最中」

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価格:季節385円(税込)、リボンピンク350円(税込)
京都の閑静な住宅街に、ひっそりと佇む「御室和菓子 いと達」。同店が一躍有名になったのは、棋士の藤井聡太さんが2022年の竜王戦でおやつに食べた「くま最中」がきっかけです。SNSで「かわいい!」と注目をあびるやいなや瞬く間に話題となり、連日完売するほどの人気商品となりました。

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以前までは、その人気ぶりから事前に予約をしないと購入できませんでしたが、2024年4月現在は予約なしでも購入できるようになりました。またオンラインで販売されているものは6個入りでバージョンも決まっているため、好きなデザインが選べるのは店舗のみ。季節ごとに期間限定のデザインが登場するので、「今はどんなデザインかな」と訪れるたびにワクワクします。

筆者が訪れたときの季節のくま最中は、マスクをつけたスタイルでした!花粉症の季節だからでしょうか?くまの鼻まで覆われているマスク姿に丁寧な手仕事ぶりを感じ、思ってもみないデザインとかわいさに思わず顔がほころびました。

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くま最中は見た目のかわいらしさだけでなく、こだわり抜いた素材で作られた、その味わいにも定評があります。黒糖と一休寺納豆で風味づけられたこしあんは、やさしい甘味としっかりとしたコクのあるおいしさ。注文してから店内で最中にあんを詰めてくれるので、サクサクの状態で味わえます。

お店は金閣寺にほど近い場所にあるので、観光で訪れた際はぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

口コミ・SNSでの反応

  1. 仁和寺の近くにある和菓子屋さん。熊の最中がとても可愛い。お土産に買って帰ったら喜ばれました。
  2. 京都旅行の際は、必ず寄りたくなる美味しい和菓子やさんです。くま最中は、注文後に餡を詰めていただけるので最中のサクッとした食感が良く、餡との相性は最高です。
購入できる場所御室和菓子 いと達
住所〒616-8005 京都府京都市右京区龍安寺塔ノ下町5-17
営業時間10:00〜17:00
定休日日・水曜日
公式HPhttps://itotatsu.com/

5. 京菓子司 満月「阿闍梨餅」

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価格:140円(税込)
1856年に創業した「京菓子司 満月」は、京都の土産物屋として定番のお店です。京都駅やデパートの催事などでも購入できますが、京都へ訪れた際はぜひ本店へ足を運んでください。ここでしか味わえない、焼き立ての「阿闍梨餅」に出会えます。

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「阿闍梨餅」は、ただのお饅頭ではありません。米粉を使った生地はもっちりしていて、焼き立ては特にふわふわの食感です。甘さ控えめの粒あんとの相性も良く、口当たりが軽いのであっという間にたいらげてしまいます。

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お土産に持ち帰った際はトースターで2分ほど焼くと、焼き立てのような食感が味わえるのでおすすめです。

また本店では、週末や祝日限定で「満月」という和菓子も販売しています。残念ながら筆者はお目にかかれませんでしたが、「満月」は本店だけの限定商品。週末に訪れるタイミングがあれば、ぜひ味わってみてください。

口コミ・SNSでの反応

  1. 京菓子でおすすめなお店です。おいしいもちもち食感を味わうことができて大変感動です。何個も食べたくなるうまさがある
  2. 普通の餅でもなく、まんじゅうでもない、もっちり感が美味しい阿闍梨餅。個包装になっているので、手土産やお使い物にとても喜ばれるので、よく買いに行きます。
購入できる場所京菓子司 満月
住所〒606-8202 京都府京都市左京区田中大堰町139
営業時間9:00〜18:00
定休日水曜不定休
公式HPhttp://www.ajyarimochi.com/
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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