6. 長文屋「七味」

Photo by okamagami

価格:480円(税込)
「七味といえば唐辛子」と思う方が多いと思いますが、京都の七味は山椒が効いたひと味もふた味も異なる風味が特徴。そんな京都ならではの一味・七味・山椒の専門店が「長文屋」です。

お店に入ると、まず目に飛び込むのは8種類のスパイス。山椒、麻の実、唐辛子、ケシ、青のり、黒ごま、白ごま、シソが、それぞれ大きな容器に入って並んでいます。

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辛さのグレードは初めて訪れる人にもわかりやすいよう、小辛・中辛・辛口・大辛の4種類が基準に設けられていますが、「山椒を多め」「唐辛子を少なめ」という具合に伝えれば、自分だけの辛さと風味に調合してくれます。使いたい食材に応じて、お好みで注文すると良いでしょう。

辛いものが苦手な筆者は小辛をチョイス。山椒多めの辛口を、辛いものが好きな夫へのお土産にしました。

家へ帰り、さっそく封を開けて驚いたのは採れたてのようなフレッシュな山椒の香りです。山椒を多めにしていない小辛でさえも、山椒の豊かな香りを強く感じました。

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蕎麦や豚汁などの定番料理にかけると、普段使っている七味唐辛子とは別格の風味であることがよくわかります。ごまや青のり、ケシの風味でさえも、山椒にかき消されることなく、それぞれが役割を果たしながらも決して主張しすぎることはありません。

七味のおいしさをダイレクトに味わうなら、意外かもしれませんがトーストがおすすめです。パンにマヨネーズを塗り、長文屋の七味をふりかけて2〜3分トースターで焼くだけで簡単にできますよ。またお酒が好きな方は、ハイボールに少し加えて飲んでみてください。ウィスキーのスモーキーな香りに良く合います。

甘いものが得意でない方へのお土産には、長文屋の「七味」をチョイスしてはいかがでしょうか。

口コミ・SNSでの反応

  1. 軽くてかさばらず、京都でしか手に入らないので、お土産にも、こんな素晴らしい七味は最高ですね。
  2. 辛味旨味香り全てが最高です。全国的に有名なお店の物をいくつか試しましたが、長文屋さんの七味唐辛子が一番。
購入できる場所長文屋
住所〒603-8326 京都府京都市北区北野下白梅町54-8
営業時間10:00〜18:00(調合は17:30まで)
定休日水・木曜日
公式HPなし
公式SNShttps://www.instagram.com/choubunya/?igsh=MW1icmxuZmpqa3R2eA%3D%3D

7. 京菓子司 亀屋良長「スライスようかん」

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価格:スライスようかん540円(税込)、スライスようかん春のベリー594円(税込)
最後は京都の名店「京菓子司 亀屋良長」から、手軽に楽しめる「スライスようかん」をご紹介します。「京菓子司 亀屋良長」は、1808年創業の京都屈指の老舗店。長い歴史を誇る和菓子店が作った斬新な「スライスようかん」は、2018年の発売時に大きな話題となり転売品が出回るほどでした。

現在も転売品が出回っていたり、オンラインでは10パック以上購入しないと送料がかかってしまうため、筆者が京都に行った際は必ず買おうと心に決めていた商品のひとつです。

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スライスチーズのような薄いシート状に仕上げられた、実に画期的な「スライスようかん」。丹波大納言小豆で作られた粒あん羊羹のうえにトッピングされているのは、ケシの実とバター羊羹です。パンにのせてトースターでフツフツするほどしっかり焼き上げると、炊きたてのあんことバターの香りが充満して食欲が掻き立てられます。

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季節ごとに異なる味わいのスライスようかんも販売しており、今回は春限定のベリー味を購入することができました。ベリー味も半分は通常の「スライスようかん」になっており、1枚で2つの味が楽しめます。ベリー味は、いちごとラズベリーのフレッシュな酸味が感じられ、いちご大福を味わっているかのような風味です。

店舗では和菓子の手作り教室もあり、訪れた人にしか体験できない楽しみも。ぜひ店舗に訪れてみてください。

口コミ・SNSでの反応

  1. あつあつのようかんととろけたバターの香ばしいハーモニーが最高にマッチします。
  2. 餡が均一で熱々で、大変美味しかったです!餡子好きな私にはたまらない、夢がひろがる一品です。
  3. 自然な、上品な甘さで、甘酸っぱさもあり、苺やベリーの香りと味がしっかりと感じられます。
購入できる場所京菓子司 亀屋良長
住所〒600-8498 京都府京都市下京区柏屋町17-19
営業時間9:30〜18:00
定休日年中無休(1月1日〜3日をのぞく)
公式HPhttps://kameya-yoshinaga.com/

京都だけの特別なおいしさを大切な人への手土産に

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今回ご紹介した京都でしか買えないお土産は、どれも京都ならではの特色と伝統が詰まったものばかり。旅の思い出としてはもちろん、大切な人へのギフトに選ぶことで京都の魅力をより深く伝えることもできるでしょう。訪れた際にはぜひ、ご紹介したお土産を手に取って、京都の記憶を色鮮やかに残してください。
※掲載商品の情報は公開時点のものです。店舗によっては取り扱いがない、または販売終了している場合もありますので、あらかじめご了承ください。
※本記事は個人の感想に基づいたもので、感じ方には個人差があります。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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