ライター : t.oshida

グルメライター

1. 絶対食べたい郷土料理「おばんざい」

おばんざいとは、京都の家庭で普段食べられているお惣菜のことをいいます。京野菜や乾物、大豆製品を中心に調理された、質素で体にやさしい料理。食べ物を無駄にせず、だしを効かせたシンプルな味付けが特徴で、和え物や煮物などが一般的です。

おばんざいを食べられるお店は京都の町に数多くあります。バイキング形式で楽しむお店や、カフェ、居酒屋のメニューにもありますよ。

万願寺とうがらしや聖護院だいこん、加茂なすなどのおいしい京野菜から、豆腐、がんもどきなど、京都ならではの食材が味わえるのも、おばんざいの魅力です。

おすすめ店:ぎゃあてい(嵐山)

Photo by @nob_uuz11

2,500円(税込) ぎゃあてい御膳
「ぎゃあてい」は、色とりどりのおばんざいが食べられると人気のお店です。観光客が集まる渡月橋に続くメインストリート沿いにあり、行列を見かけることも。

お店の前には、生麩田楽や湯葉スイーツがテイクアウトできる屋台もあります。生麩田楽は色合いも美しく、インスタ映えすると評判です。

「ぎゃあてい御膳」は、11種類のおばんざいとスイーツがセットになった一番人気のメニュー。赤米と味噌汁付きで、西京漬けローストビーフも入っている豪華版おばんざいです。
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2. インスタ映えスイーツも多数「抹茶」

京都宇治の名産である抹茶を使ったスイーツは、京都へ来たら食べるべき食べ物のひとつです。喫茶店や甘味処で、工夫を凝らした抹茶スイーツが食べられますよ。

宇治に本店を置く「伊藤久右エ門(いとうきゅうえもん)宇治本店」や、河原町の「辻利」など、本格的な抹茶スイーツを提供するお店が人気です。「伊藤久右エ門 宇治本店」のある宇治市は、抹茶の本場でもあり、お店ではお茶のいい香りが漂っていますよ。

おすすめ店:特選伊藤久右衛門 宇治本店(宇治)

1,090円(税込) 伊藤久右衛門パフェ
おすすめの「伊藤久右衛門パフェ」は、抹茶好きにはたまらないほどの抹茶スイーツが詰め込まれています!抹茶の香り高い、フルフル食感の抹茶ゼリー、もちもちの白玉、大粒の大納言から作られる甘さ控えめの粒あんなどがぎっしり。

抹茶のほのかな苦みが、全体の甘さを抑えてくれるので、ボリューム満点のパフェでも意外と食べられてしまうもの。抹茶ロールケーキがのった「特選よくばり抹茶パフェ」や季節ごとのパフェメニューもあるので、抹茶好きな方はぜひ食べてみてはいかがですか♪
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3. インスタ映えスイーツも!「わらび餅」

わらび餅は、わらびの地下茎(土の中で育つ茎)から取れるわらび粉に、水と砂糖を加え火にかけて作られます。わらび粉を取り出すには、手間がかかり、本物のわらび餅は価格も高め。スーパーで売られている低価格のものは、くず粉や安価なでんぷんで作られていることも多いんです。

わらび粉の名産地が奈良県であることも影響して、関西では京都をはじめ広く好まれ、わらび餅をいただけるお店も多く存在します。涼しげな見た目から、夏のお菓子の代表ともいえるでしょう。

京都市内では「ぎおん徳屋」、「吉祥菓寮 祇園本店」なども、わらび餅がおいしいお店として人気ですよ。

おすすめ店:ぎをん小森(祇園四条)

Photo by オミ

わらびもち
数多くの人気甘味処のひとつ「ぎをん小森」も、本物のわらび餅がいただけると評判のお店です。京都の風情を凝縮したような白川沿いに店を構え、辺り一帯は伝統ある京町屋の保存地区となっています。

店内へは靴を脱いで上がり、きれいに手入れされた和室へ。中庭が眺められるお部屋や白川のせせらぎを楽しめるお部屋など、どこへ案内されるのかも楽しみのひとつです。

「ぎをん小森」には、「わらびもち」と「抹茶わらびもち」があり、毎朝丁寧に練りあげられ、わらび粉100パーセントのわらび餅が作られます。たっぷりときな粉がまぶされた「わらびもち」は、箸でつまむのがむずかしいほどのやわらかさ。そのまま食べて、わらび餅ときな粉の香りを楽しむのも良いですが、黒蜜に付けて食べればさらにおいしさアップですよ♪
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