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一度は挑戦したい!岩手県名物「わんこそば」
わんこそばとは岩手県の盛岡市、花巻市の郷土料理。お椀のなかに入ったひと口で食べられる量の温かいそばを次々と食べるというスタイルが特徴です。
給仕係さんがついていて、手元のお椀のそばを食べ終えると、すぐにそのお椀のなかに同じ量のそばを入れてくれます。「はい、どんどん!」「はい、じゃんじゃん!」と給仕係さんが威勢のよいかけ声と絶妙なタイミングでそばを入れ続け、空になったお椀は積み重ねられていきます。
満腹になったらお椀に蓋をして、それが終了の合図。すすめ上手な給仕係さんがすぐにそばを補充してくれるので、つい何十杯も食べてしまうのだとか。それもまた楽しみのひとつ♪ 岩手では「わんこそば全日本大会」や「全日本わんこそば選手権」などの競技会も毎年開催されているんですよ。
わんこそばの歴史・起源とは
わんこそばの起源にはふたつの説があります。ここでは、その説についてご紹介します。
説1:花巻発祥の説
今から400年以上前の江戸時代初期、南部藩の藩主が花巻城に立ち寄った際に食事を所望しました。その際、ほかの料理とともに漆器塗りのお椀にひと口分のそばを入れて出したところ、藩主がそのおいしさに何杯もおかわりしたことから始まったとか。
説2:食後にそばをふるまう習慣の説
もうひとつは岩手では昔から「お立ちそば」といって食事の最後にそばをふるまう習慣から始まったという説。地主は冠婚葬祭などがあると一度に100人以上のお客さんを招きました。でも一度にゆでるそばの量には限りがあります。そこで少量のそばを全員に出して、その間にまたそばをゆでていたといいます。 どちらも岩手の人々のおもてなしの心から始まった伝統なのです。
わんこそばの気になるアレコレ
一杯の量
わんこそば1杯の量はお店によって異なります。お椀15杯で通常のそば1杯というところから、7杯で1杯分というところまでさまざまです。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
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