ライター : dressing

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アジの旬は5~7月。旬のアジは脂がのっていて、舌の上でそっととろけるような、ほのかな甘みが特徴だ。 市場でおいしいアジを見極めるコツは「目」を見ること。目に濁りがなく、透き通っているものほど新鮮だ。ドリップが出すぎているものは避けよう。 アジの濃厚な脂の甘みは、しっかりめのワインによく合う。 今回はワインのお供にぴったりな、アジを使った洋風おつまみレシピを紹介しよう。

アジで包むのは、モッツァレラチーズとトマト! イタリアの家庭料理「アジのインボルティーニ」

インボルティーニはイタリア語で「包む」という意味で、野菜や肉で食材を巻いてローストした料理のことを指す。本場イタリアで親しまれている家庭料理だ。 今回紹介するレシピでは、刻んだトマトとモッツァレラチーズをアジで巻き、パン粉をふりかけてオーブンで焼きあげる。 トマトの酸味と、アジの脂の甘み、ニンニクとパン粉の香ばしさが絶妙な組み合わせで、おもてなし料理としても喜ばれる一品に仕上がる。

材料 (2人分)

・トマト … 1/2個 ・モッツァレラチーズ … 100g ・ニンニク … 1/2片 ・パン粉 … 20g ・アジ(背開きされたもの) … 4尾 ・塩 … 小さじ1/4 ・コショウ … 小さじ1/4 ・バジルの葉 … 4枚 ・エクストラバージンオリーブオイル … 大さじ2

作り方(調理時間:20分)

① トマトとモッツァレラチーズはそれぞれ5mm幅にスライスする。ニンニクはみじん切りにし、パン粉と合わせておく。 ② まな板の上で、皮目を下にしてアジを置き、塩、コショウを振る。尾を奥にした状態で、①のトマトとモッツアレラチーズ、バジルの葉をのせて手前から巻いていく。 ③ 耐熱皿に②を並べ、パン粉とニンニクを合わせたものを散らす。エクストラバージンオリーブオイルをまわしかけ、180℃に余熱したオーブンで10分焼く。 ④ お好みでバジルの葉(分量外・適量)を飾る。

濃厚な甘さとうまみ! とろけるおいしさの「アジとアボガドのタルタル」

タルタルは、一説では中央アジアの遊牧民が生肉を香味野菜と一緒に刻んで食べていたものがヨーロッパに伝わり、独自に発展した料理と言われている。いわば「西洋版なめろう」なので、お酒に合わないわけがない。 アボカドと合わせることで、アジの濃厚な味わいがさらに際立つ。辛口のワインに合わせていただきたい一品だ。

材料 (2人分)

・タマネギ … 1/6個 ・アボカド … 1/2個 ・アジ(刺身用・皮を引いてあるもの) … 150g ・塩 … 小さじ1/4 ・コショウ … 小さじ1/4 ・エクストラバージンオリーブオイル … 小さじ1 ・エクストラバージンオリーブオイル(仕上げ用) … 小さじ1 ・イタリアンパセリ … 適量

作り方(調理時間:15分)

① タマネギはみじん切りにする。アボカドとアジは1cm角に切る。 ② ボウルに①を入れ、塩、コショウ、オリーブオイルを加えてさっと混ぜる。 ③ 器にセルクル型を置き、②をしっかり詰めてセルクル型を外す。仕上げ用のオリーブオイルをかけ、イタリアンパセリを飾る。

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