そうめんとひやむぎの違いとは?ふたつの麺の違いを徹底解説

そうめんとひやむぎは見た目も味もよく似ているけれど、どう違うの……?そんなあなたに、そうめんとひやむぎの見分け方や歴史について分かりやすくまとめてみました!色つきの麺がどうして入っているのかなど、気になる疑問にお答えします♪

2018年5月14日 更新

「そうめん(素麺)」と「ひやむぎ(冷麦)」は太さが違う!

そうめんとひやむぎの違いは、ズバリ太さです。JAS規格ではそれぞれ、「そうめんが直径1.3mm未満」「ひやむぎが直径1.3mm以上、1.7mm未満」と定められています。そうめんより、ひやむぎのほうが少し太いということになりますね!

ちなみに、直径1.7mm以上がうどん、幅4.5mm以上できしめんと呼ばれます。これらの麺類は原材料がほとんど同じで味わいも似通っているので、明確に分類するために太さが細かく決められているのです♪

では、JAS規格が制定されるまではどうしていたのかというと、1寸幅に麺が何本入るかで分類されていました。ひやむぎは18から22本、そうめんは24本以上という具合です!

見た目は似てるがルーツが違う!そうめんとひやむぎの歴史

中国から伝わった手延べの「そうめん」

そうめんは、7世紀の奈良時代ごろに中国から伝わった「索餅(さくべい)」というものが起源だとする説が一般的です。索餅は小麦や米粉を練って伸ばし、縄状にねじったものだと考えられています。

その後、鎌倉時代や室町時代には中国から麺を手延べする製法も伝わって「索麺(そうめん)」と呼ばれるようになり、やがて現在の「素麺(そうめん)」という漢字に落ちついたようですね。

うどんから作られた「ひやむぎ」

一方、ひやむぎの起源はうどんを細く切って作った「切麦(きりむぎ)」であるといわれていて、こちらも室町時代に登場し始めました。切麦を温めて食べる場合は「熱麦」、冷やして食べる場合は「冷麦」と呼ばれ、こちらがひやむぎのルーツとなったようです!

室町時代中ごろの流行りものをまとめた書物には、「索麺は熱蒸(あつむし)、切麦は冷濯(ひやしあらい)」と書かれているのだとか。ひやむぎも、そうめんと同じ時期に日本人に親しまれていたことがわかりますね!

機械製の「ひやむぎ」は手延べでは「そうめん」?

最初に述べた太さの分類は、実は“機械製麺”に限った場合の話になります。機械ではなく、手で伸ばして作る“手延べ”の場合は「直径1.7mm未満であれば、そうめんとひやむぎどちらの名前を使ってもOK」とされているのです。

なんだか少しややこしいですが、どうしてこのような決まりになったのでしょう?それは、伝統的な手延べ製法で200年ものあいだ愛され続ける、徳島県の名産「半田そうめん」と深い関わりがあります。

半田そうめんは太さが直径1.7mm前後と、ほかのそうめんに比べて太いため、JAS規格に当てはめるとひやむぎに分類されてしまいます。それを避けるために、手延べに限っては例外という措置がとられたというわけですね!

その結果、半田そうめんの伝統は途切れることなく、今もなお脈々と受け継がれ続けています。

機械製麺の進化も現代的な分類の一因に

そうめんとひやむぎは、原料は同じでもそもそも製法が違い、昔は作り方で明確な区別がされていたようです。そうめんは棒状の生地を手で伸ばして作り、ひやむぎは伸ばした生地を切って作られていました!

しかし、時代の流れとともにどちらも機械で作られることが多くなり、違いがあいまいになってしまいました。機械製の麺は、刃のついたローラーで生地を切断して作ります。刃の間隔を変えるだけで、あらゆる種類の麺が作れるようになったのです。

だんだんと太めのそうめんや細めのひやむぎなどが増えてきたため、太さによって名前を区別する規定が誕生したのですね。
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エマ

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