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ショートブレッドでイギリスの伝統の味を堪能
日本でも馴染みのおやつ「ショートブレッド」はスコットランド発祥の伝統菓子です。
英語表記は「short bread」と示します。食感がサクサクという意味の「short」と、パンの意味の「bread」の2つの単語が合わさってできた名前です。
日本で一番よく目にするのは棒状のフィンガータイプですが、現地では成形を簡単にスプーンですくって丸型で焼きあげることも多いようです。
素朴な印象のショートブレッドですが、昔は非常に高価なお菓子であったため、お祝いの席で出される特別な存在だったんですよ。
どんな味?
名前の由来の通りサクサクッとした食感が特徴的です。たっぷり入ったバターで風味がよくリッチな味わい、ほのかな塩加減が甘さを引き立てます。シンプルで素朴なショートブレッドは飽きのこないお茶菓子。昔からティータイムには欠かせない日常のおやつなんですね。
基本のショートブレッドレシピ
ショートブレッドは、一般的に小麦粉、バター、塩、砂糖の4つの材料で作られるシンプルなお菓子。バターを練って砂糖を加えてから粉類を混ぜて作るクッキーに対し、ショートブレッドは逆の手順。ふるった粉にバターを混ぜ、ポロポロにしてから砂糖を加えます。作る手順を変えるだけで名前も異なる別のお菓子になるなんて、なんだか不思議です。
材料(14本分)
・無塩バター……100g
・砂糖……40g
・薄力粉……160g
・塩……小さじ1/4杯
※有塩バターを使う場合は、塩の分量を少し減らしましょう。
作り方
1. 薄力粉と塩をふるいにかけます。
空気をふくませしっかりふるっておくことで仕上がりの食感に差が生まれます。手間ですが、薄力粉と塩はふるって使いましょう。
2. 薄力粉にバターを加えます。
ふるった薄力粉を入れたボウルに、賽の目にカットしたバターを加えます。バターは使うギリギリまで冷やしておき、小さ目にカットすることで扱いやすくなります。
薄力粉の中で、バターを指先で潰しながらポロポロの状態にします。夏場などでバターがだれてきたら、冷蔵庫に入れて再度冷やしてからすすめましょう。
全体的に米粒くらいの大きさの塊がポロポロできるくらいまでに、バターと薄力粉を根気よく潰していきます。
※味や食感が均一になるよう、できるだけポロポロの状態のサイズがそろうようにしてください。
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