12. 「もってのほかのおろし和え」

山形の特産品「もってのほか」という菊を、大根おろしや梅酢などと和える郷土料理です。シャキシャキとした歯ごたえで、ほのかな香りや甘味が特徴。名前の由来は「もってのほかおいしい」や「菊のご紋章を食べるとは、もってのほかだ」という言葉からきているとされています。

冬の郷土料理4選

13. 「鯉のうま煮」

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※画像はイメージです
かつて山形の内陸農村部で貴重な食材だった鯉。鯉を甘辛く煮る料理が「鯉のうま煮」です。米沢藩9代目藩主の上杉鷹山公が、内陸で水産資源の乏しかった米沢の地を案じて鯉の養殖取り入れたのがはじまり。

米沢市周辺で養殖された鯉は、きれいな湧き水や地下水のおかげで泥臭くありません。また、冬のきびしさで身が引き締まっていておいしいと評判です。

14. 「納豆汁」

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「納豆汁」は、納豆をすり鉢ですりつぶして、みそ汁のなかに溶かし入れる郷土料理です。納豆を入れることによって旨味が増すだけでなく、とろみがつくので、寒い季節でも身体を温められます。やさしい味わいも魅力的!昔から山形では、それぞれの家庭で納豆を作るのが珍しくなかったのですよ。

15. 「どんがら汁」

荒々しい冬の日本海で獲れた魚、寒だら。「どんがら汁」は、寒だらを身も骨もまるごとぶつ切りにして煮込む郷土料理です。肝臓のトロけるような甘さは絶品。基本的な味付けはみそで、酒粕を入れるとよりおいしく仕上がります。山形の冬の味覚を代表する料理といっても過言ではありません。

16. 「ひょう干しの煮つけ」

「ひょう」とは、畑地に生える野草「すべりひゆ」のことを指します。山形の郷土料理「ひょう干しの煮つけ」は、夏にひょうを摘んで天日干しにし、打ち豆や油揚げ、ちくわなどと一緒に煮込む料理。お正月に「今年もひょっとしてよいことがありますように」との願いを込めて食べる、縁起かつぎの料理でもあります。

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17. 「ひっぱりうどん」

山形の内陸部、村山地方が発祥とされる郷土料理「ひっぱりうどん」。食べ方は、鍋からすくいあげたうどんを、納豆やさば缶などを合わせたタレにつけるスタイルです。名前の由来は、「鍋からひっぱりあげて食べるから」や「納豆が糸を引く姿」、「納豆が糸を引く姿から」などといわれています。

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