直口(すぐくち)

直口の抹茶碗は、端反りや姥口と違って飲み口がまっすぐな形をしています。「飲み方をとくに気にせずに、抹茶の味や抹茶碗の口触りをシンプルに楽しみたい!」という人におすすめです。

そのほか、季節の絵柄で選ぶ

抹茶碗は、季節によって絵柄を使い分けるのがお客様へのおもてなしと考えられています。暑い夏には涼しげな金魚の絵柄や、水滴の波紋を連想させるデザインのもの。秋にはススキや赤く色づいた紅葉の葉が描かれたものを選ぶなど、絵柄だけで季節を楽しむことができるんですよ。

お正月や雛祭り、こどもの日など、季節ごとのイベントに合わせた、かわいらしい絵柄のものもたくさんあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

初心者が抹茶碗を選ぶ際のポイント

抹茶を点てるのに慣れるまでは、口や底が広くなっている抹茶碗を選びましょう。口の狭いものや底が狭くなっているものは茶筅を動かせる範囲が限られてしまい、点てるのがむずかしいことも。

また、片手で持つときに落としてしまわないように、手のひらにフィットするサイズや素材のものを選ぶこともポイントです。素材は、ツルツルしすぎていたりゴツゴツしすぎている素材は、点てるときに抹茶とお湯が混ざりにくくなってしまうのでおすすめできません。

おいしいお茶がいれやすい!「井戸茶碗」のおすすめ商品3選

1. 素朴でいて清く美しい「古井戸茶碗 忘水写」

ITEM

【茶道具 抹茶碗】古井戸茶碗 忘水写 安田道雄作

¥16,480〜

梱包:桐箱

※2021年3月4日時点 価格は表示された日付のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、Amazon.co.jpおよびrakuten.co.jpおよびshopping.yahoo.co.jpで正確かつ最新の情報をご確認ください。
1988年に滋賀県和邇に一行窯を開窯した、安田道雄さんの作品です。抹茶碗の名前でもある「忘水」は、「野中に人知れず絶え絶えに流るる水」という意味をもつ言葉。その名のとおり、素朴ながら清く美しい風景を思い浮かばせるようなデザインですね。

薄くて小ぶりなサイズで、女性の手にもフィットしやすく、お湯を建水に捨てるときにも片手で持ちやすい造りになっています。

2. 黄金色が目を引く「浜田純理 黄瀬戸 山柿 井戸茶碗」

ITEM

浜田純理 黄瀬戸 山柿 井戸茶碗(共箱)

¥22,000〜

サイズ:14×8.2cm

※2021年3月12日時点 価格は表示された日付のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、Amazon.co.jpおよびrakuten.co.jpおよびshopping.yahoo.co.jpで正確かつ最新の情報をご確認ください。
しっかりとした土台で、広い口が特徴的なデザインの抹茶碗です。なんといっても黄金色が美しく、眺めているだけでも楽しめること間違いなし!また、窯で焼くときについたこげの色もいい味を出していますね。

手になじみやすい土でできているので、性別を問わず扱いやすいのも魅力的。

3. 鮮やかなピンク色が美しい「荒川 明作 御本手井戸茶碗」

ITEM

陶芸家 荒川 明作 御本手井戸茶碗

¥22,000〜

サイズ:13×6.6cm 素材:陶器(木箱付き)

※2021年3月8日時点 価格は表示された日付のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、Amazon.co.jpおよびrakuten.co.jpおよびshopping.yahoo.co.jpで正確かつ最新の情報をご確認ください。
窯で焼くときに、炎の入れ方によってさまざまな色が出ることが陶芸の魅力ですよね。こちらの抹茶碗には、「御本手」と呼ばれる美しいピンク色の斑点が出ています。この色を出すには、高い技術が必要なのです。

梅の花のような、やさしくてあたたかい風景が思い浮かぶデザインを楽しんでくださいね。
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