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どれを選べばいい?初心者が知っておきたい抹茶碗の基礎知識
抹茶碗の格
いざ抹茶碗を選ぼうと思っても、どのような基準で選べばよいかわからないという人も多いのではないでしょうか。抹茶碗を選ぶときにまず意識しておきたいのは「格」です。茶碗には「一楽、二萩、三唐津」という言葉が示すように格が存在します。
これは、茶人が好む茶碗の産地を示したもので、この3つに加え、「井戸茶碗」を加えたものが一般的に格が高いと言われてる茶碗です。さらに、絵がついているものよりも無地のものが一般的には格が高いと考えられます。
このような格を意識しながら茶碗を選んでみてください。
これは、茶人が好む茶碗の産地を示したもので、この3つに加え、「井戸茶碗」を加えたものが一般的に格が高いと言われてる茶碗です。さらに、絵がついているものよりも無地のものが一般的には格が高いと考えられます。
このような格を意識しながら茶碗を選んでみてください。
季節ごとに使う茶碗が変わる
茶碗は季節によって適したものが変わることもあります。これは、季節感を大事にする茶道ならではの感覚ではないでしょうか。季節感を出すため、暑い夏には涼しげなイメージの茶碗と、寒い冬には暖かく見える茶碗を選びます。
涼しげに見える茶碗には、茶碗の口が大きく開いた「平茶碗」が挙げられます。冬に暖かみを表すために使われる茶碗は、口の狭い「筒茶碗」です。口が狭いことで、お茶が冷めづらく、機能的でもありますね。
また、茶碗の形だけでなく、その柄も季節に合うものを選びます。桜や紅葉といった季節を象徴する直物が描かれたものはその季節のみで使われることが多いです。
涼しげに見える茶碗には、茶碗の口が大きく開いた「平茶碗」が挙げられます。冬に暖かみを表すために使われる茶碗は、口の狭い「筒茶碗」です。口が狭いことで、お茶が冷めづらく、機能的でもありますね。
また、茶碗の形だけでなく、その柄も季節に合うものを選びます。桜や紅葉といった季節を象徴する直物が描かれたものはその季節のみで使われることが多いです。
抹茶碗の選び方ポイント1 ~焼き物の種類をチェック~
楽焼 (らくやき)
茶碗の焼き方にもいくつかの種類があるので、選ぶときにはどんな焼き方の茶碗かについても意識するとよいでしょう。
楽焼の始まりは1579年頃であるといわれています。ろくろを使わずに手で成形した陶器を、低温でじっくりと焼いて作られた焼き物。焼き上がりは軟質で、茶碗のほかに水差しや向付にも使われることが多いです。
楽焼の始まりは1579年頃であるといわれています。ろくろを使わずに手で成形した陶器を、低温でじっくりと焼いて作られた焼き物。焼き上がりは軟質で、茶碗のほかに水差しや向付にも使われることが多いです。
萩焼
萩焼は、現在の山口県萩市周辺で発祥した焼き物です。朝鮮半島から招いた陶工によって伝えられたものが元となっていて、長州藩の御用窯として使われていました。
萩焼に使われる土はざんぐりと呼ばれるふっくら感が特徴的で、三島土、金峯山土、大道土と呼ばれる3種類の土で作られます。独特の手触りと口触りを楽しんでみてください。
萩焼に使われる土はざんぐりと呼ばれるふっくら感が特徴的で、三島土、金峯山土、大道土と呼ばれる3種類の土で作られます。独特の手触りと口触りを楽しんでみてください。
唐津焼
唐津焼は、古くは桃山時代から続く伝統の焼き物です。始まりは1580年頃といわれています。朝鮮からの技術を取り入れることで生産量を増やしていきました。
唐津焼は、大阪や京都といった西日本を中心に広がりを見せていきます。特に江戸時代には、藩の御用窯として重宝されていました。ざっくりとした粗い土を使った力強い印象のある作品が多いです。
唐津焼は、大阪や京都といった西日本を中心に広がりを見せていきます。特に江戸時代には、藩の御用窯として重宝されていました。ざっくりとした粗い土を使った力強い印象のある作品が多いです。
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