コート・ド・ニュイ地区

ほとんどがブルゴーニュ地方が原産の赤ワイン用ブドウ品種「ピノ・ノワール」でつくられる赤ワイン。コクのある長期熟成タイプがつくられ、なめし革の香りが特徴です。ロマネコンティやシャンベルタンの産地として有名です。

コート・ド・ボーヌ地区

赤と白の両方のワインがつくられ、果実味に富んだ繊細な白ワインが多いです。コート・ド・ボーヌを代表する有名な赤ワインのボーヌ村、白の偉大な特級モンラッシェをつくる村、ふくよかな香りとボディの長命な白ワインをつくるムルソー村などがあります。

ブルゴーニュ南部の産地

コート・シャロネーズ地区

コート・ドールの南にある地区で、特級畑はなく、ボーヌやニュイ地区に比べると1級畑も少ないため、比較的カジュアルで変化に富んだワインがつくられています。

マコネ地区

白が7割弱、赤とロゼが3割強で、白はシャルドネ、赤はほとんどがガメイ種が栽培されています。赤白ともに軽やかで飲み口の良いフルーティーなものがつくられ、フランス国内で消費される大衆向きのワインの量産地と言われ、リーズナブルなものが多くなっています。

ボジョレー地区

ボジョレーヌーボーで有名な地区で、ほとんどが赤ワインで、ボジョレーの赤はガメイ種の単品種からつくられます。ベリー系の華やかな香りのあるガメイは、タンニンが少なく比較的飲みやすいのが特徴で、きれいな濃紫赤色をしたフルーティーで酸味のある、カジュアルなライトタイプのワインです。
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