ライター : suncatch

食生活アドバイザー / パンシェルジュプロフェッショナル/薬膳コーディネーター

わけぎのぬたの作り方

Photo by suncatch

「わけぎのぬた和え」は、わけぎをさっとゆでて、酢味噌で和えたシンプルな料理です。広島県の郷土料理として知られています。

レンジでも調理できますが、この記事ではゆでる作り方をご紹介。ゆでることで水分を含み、みずみずしく仕上がります。また、ゆでることでわけぎ特有のえぐみや辛みが和らぎ、より食べやすくなりますよ。しっとりシャクシャクとした食感のわけぎに、まろやかな酸味の酢味噌がとろりと絡んで、お箸が止まらないおいしさです。

材料

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作るときのコツ

  1. わけぎは白い部分の方が火の通りに時間がかかるので、根元を先に鍋に浸けることで全体のゆで加減を同じにします。
  2. ゆで時間は全部で1分ほどです。ゆですぎると食感と味が落ちるので気をつけましょう。
  3. ゆでたわけぎは水に浸けずに冷ますことで、水っぽくなりません。
  4. ゆでたわけぎは、ぬめりを適度に取りましょう。口当たりがよくなり、調味料とのなじみがよくなります。

下ごしらえ

酢味噌の材料をあえている様子

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ボウルに白味噌・酢・砂糖を入れてよく溶かします。(そのままボウルでわけぎと和えるので、大きめのサイズを使いましょう)

作り方

1.わけぎをゆでる

わけぎをゆでている様子

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わけぎは根を切り落とします。お鍋で水を沸騰させたら塩少々を入れ、わけぎの白い部分を30秒ゆでます。葉の部分を手で持ちましょう。
わけぎをゆでている様子

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葉の部分も鍋に入れ、30秒ゆでます。

2.ザルに広げて冷ます

ざるで冷やしている様子

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菜箸でわけぎをお鍋からすくい上げ、ザルに広げます。そのまま冷ましましょう。

わけぎを水にさらしてしまうとべちゃっとしてしまうため、ザルにあげて冷ましましょう。余裕があればうちわであおいで冷ますと、色よく仕上がります。

3.わけぎのぬめりをとる

ぬめりを取っている様子

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わけぎが冷めれば根元側を揃え、まな板にまっすぐ置きます。麺棒を根元側から葉先に向かって転がし、水分と余分なぬめりを押し出します。

※ぬめりを適度に取ることで、口当たりがよくなり、調味料とのなじみがよくなります。ただし、力を入れすぎると食感が損なわれるため、軽く転がす程度にしましょう。

※麺棒がない場合は手でやさしくしごいても、同様にぬめりを取ることができます。

4.わけぎをカットする

カットした様子

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4cmの長さにカットします。

5.酢味噌と混ぜ合わせる

混ぜ合わせている様子

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酢味噌を合わせたボウルにわけぎを加え、混ぜ合わせればできあがり。
盛り付けている様子

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小鉢にこんもりと、中央を高く盛り付けます。白い部分と緑の部分をバランスよく整えましょう。

よくある質問

日持ちはどのくらいですか?

わけぎのぬたの日持ちは、冷蔵庫で翌日です。時間が経つと水分がでやすいので、なるべく早めに食べましょう。

冷凍できますか?

わけぎのぬたは、冷凍できません。解凍時にべちゃっとした食感になってしまうため、冷凍には不向きです。
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