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谷中生姜って?
みなさん、谷中生姜ってご存知ですか?実は谷中生姜は葉生姜の種類のひとつなんです。葉生姜は、夏の暑い時期に店頭に登場しますよね。大きく実った根に茎と葉がついたまま販売されています。茎のところに色づくピンク色を見ると、おいしそう♪と思わず手に取ってしまうのではないでしょうか。
谷中生姜の発祥は東京の谷中といわれています。谷中は水に恵まれたことから江戸時代より栽培が続けられてきました。収穫時期は8月の中旬。お盆のあたりに収穫します。生姜というと、体を温める食材として冬場には生姜入りのドリンクなども店頭で見かけますよね。ところが生姜によって、生で食べると体を冷やすといわれているものもあるようです。
そのため、夏の暑気払いとして食べる方も多いようです。夏の家庭の常備菜として毎年収穫の時期を待ち望む方も多いことでしょう。通常の根生姜とは違い、大きくなる前の生姜を種ごと収穫してしまうので、辛味が少なくて食べやすいのが特徴です。甘酢漬けや、ディップなどでそのまま食べるのに重宝します。
葉生姜と生姜の違いは?
通常、根生姜は秋に収穫してから2か月ほど寝かせて出荷しています。葉生姜の場合、収穫の時期を迎える秋を待たずに根ごと収穫してしまい、貯蔵しないまま出荷しています。そのため、茎の部分がピンク色に色づいたものがあります。通年見かける生姜との違いはここにあります。違いはもちろん、収穫の時期だけではありません。根生姜は収穫後に貯蔵することで辛味が増し、香味野菜としてみなさんのご家庭でも大活躍していることでしょう。しかし、谷中生姜の場合は辛味が少ないので、香味野菜としての役割には向きません。
谷中生姜はどんな料理に使う?
谷中生姜の代表的なレシピとして、甘酢漬けなどがあります。辛味が少ない谷中生姜にしっかりと甘酢の味をしみこませ、お弁当に添えたりビールのおつまみなどにして食べている方も多いことでしょう。また、身のジューシーさや柔らかさ、なんにでも合う絶妙な辛みで、スパイシーなお料理が好きな方にはお肉やお魚と合わせて食べるレシピも人気です。また、さっとゆがいたり、生のまま千切りにしてお浸しや和え物、サラダなどに加えると絶妙なアクセントとなっておいしいですよ。
谷中生姜を使ったレシピ
生ハムで巻いて前菜
谷中生姜にスライスしたズッキーニを巻いて、さらに上から生ハムを巻いて完成です。生ハムに塩気や、ズッキーニのシンプルな味わいと歯ごたえが生姜の辛味をさらにおさえてくれてすべてがバランスよく食べられそうですよね。お好みのクリーム系のソースでディップして召し上がれ。
甘酢漬けにも
谷中生姜、みょうが、れんこんを甘酢につけたひと品です。風味よく仕上がるので複雑な調味料を使わなくてもいくらでも食べてしまいそう。その食べやすさから、夏の暑い時期にはそうめんの副菜として大活躍しそうです。
谷中生姜があなたの食卓を変える♪
店頭で売られていることは知っていても、使うのにはいろいろ手間がかかるんだろうなぁ…と買うのを控えていた方も多いのではないでしょうか。また、甘酢漬けしか使い道がなくて家族が食べないから買わないと控えていた方もいらっしゃるかもしれませんね。しかし、辛味が抑えられた生姜だからこそ、いろいろな使い道があるのです。お肉などと合わせることによって、生姜を丸ごと食べていることにさえ気づかないかもしれません。
ぜひこの機会に、店頭で谷中生姜を見かけたら、お好みのスタイルでその味を確かめてみてください。これまでの概念ががらっと変わってしまうほど、衝撃を受けるかもしれませんよ♪
▼生姜活用のレシピはこちら!
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
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