高たんぱく低カロリー

また、血合いは「高たんぱく低カロリー」な食材といわれています。そのため、ダイエット中に鉄やビタミン類を補給したい場合や、疲労改善に関わる栄養素を積極的に摂りたい場合におすすめですよ。(※1)

血合いの食べ方と取り除き方

取り除き方

血合いの取り除き方は、「筋肉の血合い」と「腎臓の血合い」で異なります。

筋肉の血合いの取り除き方
魚には血合い骨と呼ばれる大きめの骨が存在し、そこに血合いが固まっています。魚を三枚おろしにした際は、血合い骨ごと包丁で切ってしまうのが簡単でおすすめな方法です。

腎臓の血合いの取り除き方
腎臓の血合いは、お腹の部分を切って内臓を取り出したあと、歯ブラシやスプーン、専用器具などを使ってかき出します。内臓を取り除くと、血合いの膜が目で確認できるので、そこに切れ目を入れてからかき出すようにするといいですよ。

下処理の仕方

血合いは臭みがあるため、しっかりと下処理をしてから料理に使いたいもの。臭みを取る方法は大きく分けて「塩を使う方法」「加熱処理をする方法」があるので、以下で手順を紹介します。

塩で血合いの臭みを取る方法

塩を使う方法は多少時間がかかりますが、加熱処理で臭み取りをするよりも、身が固くなりにくいのがメリット。新鮮な血合いを生で使いたい場合や、煮物や焼き物などに使いたい場合におすすめです。

塩を振る方法
1.
血合いを流水で軽く揉み洗いして汚れを落とし、水気をしっかりと拭き取る
2. 塩を振って20~30分置く
3. 血合い表面に水分が出てきたら、再度流水で洗って水気をしっかりと取り除く

塩水に浸ける方法
1. 血合いを流水で軽く揉み洗いして汚れを落とす
2. 塩水に15分程度漬ける
3. 水を替えながら1時間ほど塩水に漬ける
4. 水気をしっかりと取り除く

加熱処理で血合いの臭みを取る方法

ゆでる方法
時間をかけず、よりしっかりと臭みを取りたい場合は、血合いをゆでる方法がおすすめです。

1. 血合いをさっと水洗いし、水気を拭き取る
2. 酒を加えた熱湯で5分ほどゆでる
3. ゆであがったら塩と酒を少々まぶし、数分置く
4. 再度水気をしっかりと拭き取り完成

揚げる方法
下処理をしてもクセが残る場合は、思い切って揚げ物にしてしまうのもひとつの手です。

1. 事前に水をはったボウルに血合いを入れ、1時間程度置いてから、水気をしっかりと拭き取る
2. しょうゆや酒などで下味をつける
3. 小麦粉や片栗粉をまぶして揚げ物に

よりしっかりと臭み対策をしたい場合は、下味ににんにくやしょうがなどの香味野菜を使ったり、スパイスを使ったりするのもおすすめです。
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