追熟中は冷蔵庫NG!メロンの常温保存

常温での追熟期間の目安は収穫から1週間

Photo by 稲吉永恵

メロンは、冷蔵庫へ入れずに常温で追熟させます。適した温度は、20〜25度程度

箱から出して、風通しのよい冷暗所におきましょう。直接日光が当たらないようにしてくださいね。特に夏場は、エアコンの風が直接当たらないように注意します。

追熟の目安は、収穫から1週間ほどです。完熟の見分け方を確認して、食べごろになったらいただきましょう。

追熟を少し早める方法はある?

メロンをポリ袋に入れて密封保存すると追熟を少し早めることができます。メロンから発生するエチレンガスが、袋の中に溜まることで追熟が進みますよ。また、りんごやバナナなどの果物からもエチレンガスが放出されるため、一緒に袋に入れておくと追熟を早めることができます。

逆に追熟を少し遅らせることはできる?

メロンをまるごと冷蔵庫に入れると追熟が抑制されるため、熟成を遅らせることができます。 ただし、追熟を多少遅らせることができても、甘味が抜けたり傷み始めたりするおそれがあるため、早めに食べるのがおすすめです。

完熟前のメロンを冷蔵庫に入れてしまった場合は?

冷蔵庫に入れて数時間なら常温に戻してOK

メロンを追熟させるためには、20〜25度程度の常温においておくことが必須です。完熟前のメロンを冷蔵庫に入れたら追熟しないので、メロンのおいしさを楽しめません。もし冷蔵庫に入れても2〜3時間程度であれば常温に戻して問題ないため、再び常温において追熟させましょう。

数時間メロンを冷蔵庫に入れていた場合、常温に戻すと結露によって表皮に水滴が付着しまます。水滴をそのままにすると、カビが発生したり傷みやすくなったりするため、水分をこまめに拭き取りましょう。

メロンの下にキッチンペーパーやタオルを折りたたんだものをおくと、水分を吸い取ってくれますよ。常温に戻してメロンの表面が乾いたら、20〜25度程度の風通しのよい冷暗所において追熟させてください。

種を取り除きラップをして冷蔵庫に入れて追熟させる

完熟前に冷蔵庫に入れてしまった場合は、カットしてから種を取り除き、ふんわりラップをかけて冷蔵庫で2〜3日保存します。りんごやバナナなどエチレンガスを放出する果物をそばにおいておくと、多少追熟し甘くなりますよ。

また、電子レンジ600Wで30秒ほど加熱するという方法もあります。カットして種を取り除き、ラップをしてから加熱し冷蔵庫で冷やしてください。

加熱することで果肉がやわらかくなり、甘味を感じやすくなるでしょう。甘さが足りないときは、はちみつをかけてから冷蔵庫へ入れるとよいですよ。

ジャムやアイスクリームにリメイクする

冷蔵庫に入れて時間が経ってしまい、甘くならなかったメロンは、さまざまなリメイクが可能です。

砂糖で煮込んでジャムにしたり、牛乳やはちみつと一緒にミキサーにかけて冷凍してアイスクリームにしたりしましょう。

スイーツにすれば、最後までおいしくいただけるので、ぜひ試してみてくださいね。
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