ライター : dressing

材料3つで絶品「柚子胡椒」!

この記事は、豊かなフードライフを演出するWEBメディア「dressing」の提供でお送りします。
和の定番調味料ともいえる「柚子胡椒」。 発祥は諸説あるが、九州地方・大分県が有力とされている。「ユズコショウ」という名前から“柚子を使った胡椒の一種”だと認識していた人もいるかもしれないが、本場九州地方の一部では「胡椒」=「唐辛子を意味する古語」。つまり、 “柚子に唐辛子を練り込んだ調味料”をさすものなのだ。 一般的に出回っているのは、「青柚子」を使った柚子胡椒であるが、今回は、今が旬の黄色く色づいた「完熟柚子」を使用。完熟柚子を使うことで、苦味と刺激が和らぎ、穏やかでクセの少ない辛みと豊かな香りを楽しむことができる。
クセが少ない分アレンジ料理にも活用しやすいため、常備しておけば役立つこと間違い無し。材料3つで簡単に作れるので、完熟柚子が手に入りやすい10~12月にこそ、ぜひ作ってみてほしい!

「完熟柚子胡椒」の基本の作り方

「完熟柚子胡椒」の作り方はいたってシンプル。完熟柚子、青唐辛子、塩をフードプロセッサーで攪拌(かくはん)して冷蔵庫で寝かせるだけ。たったこれだけの手順で、万能調味料「完熟柚子胡椒」が完成してしまうのだ。 柚子の果汁や青唐辛子の量を調節すれば、好みの味に調整できるのも自家製の魅力。作り慣れてきたら、分量を調整しながら自分好みのベストな味を見つけるのも楽しい。

材料 (作りやすい分量)

・完熟柚子 … 10個 (※完熟柚子10個分の皮(約100g)と1個分の果汁を使用する) ・青唐辛子(種とヘタを除いたもの) … 100g ・塩 … 40g(※青柚子の皮+青唐辛子の総重量の20%)

作り方 (調理時間:30分)

① 完熟柚子と青唐辛子はよく洗い水気を拭き取る。
② 完熟柚子は皮の部分をおろし器ですりおろす。(皮の下にある白いわたの部分は苦味があるので、入れないようにする)
③ ビニール手袋等で手を保護しながら、青唐辛子と塩をフードプロセッサーに入れて撹拌する。②も加えてさらに撹拌し、全体をなじませる。(※青唐辛子を素手で触ると、刺激が手に残ってしまうので必ずビニール手袋等を着用してください)
④ 煮沸消毒した保存容器に入れ、冷蔵庫で1週間寝かせたら完成。(※冷蔵庫で保管し、一カ月を目安に食べ切ってください。)
あっという間に、鮮やかな黄緑色が美しい「完熟柚子胡椒」が完成! 柚子の皮を削る手間はかかるが、それさえクリアすればあとはフードプロセッサーにすべておまかせ。意外と簡単に作ることができる。 ちなみに、皮を削って残った柚子の実は、ハチミツに漬けて炭酸で割ったり、塩柚子にしたりすると無駄なく、そしておいしく食べることができる。 冷蔵庫で1カ月の保存が可能なので、一度作って常備しておけば、おかず作りの幅が広がること間違いなし。オススメのアレンジも合わせて紹介しよう。

完熟柚子胡椒はチーズとも相性抜群!「モッツァレラチーズの柚子胡椒和え」

まず紹介するのは「モッツァレラチーズの柚子胡椒和え」。チーズと柚子胡椒という意外な組み合わせであるが、モッツァレラチーズのクリーミーな味わいと完熟柚子胡椒の優しいピリッと感が絶妙にマッチ。バジルの風味とトマトの酸味も相まって、爽やかな味わいを楽しむことができる。 ミニトマトとひと口サイズのモッツァレラチーズ「Bocconcini(ボッコンチーニ)」を使用することで、コロンとした見た目も可愛らしく仕上がった。白ワインによく合うので、ちょっとしたおもてなしにもオススメのアレンジだ。

材料(2人分)

・ボッコンチーニ(ひと口サイズのモッツァレラチーズ) … 100g ・ミニトマト … 10個 ・バジルの葉 … 適量  ・[A]「完熟柚子胡椒」 … 小さじ1/2 ・[A]オリーブオイル … 大さじ1 ・[A]醤油 … 小さじ1/2

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