ライター : ☆ゴン

すき焼きにするとおいしいのはどんな肉?

すき焼きは、子どもから大人まで人気のある、ちょっと贅沢な鍋料理です。使用する肉はもちろん牛肉。普段よく使う牛こま肉や、切り落としでも良いですが、せっかくすき焼きにするなら、専用の薄切り肉を用意しましょう。やわらかさとおいしさが違いますよ。

すき焼きに合う肉質

一般的にすき焼きには、ほどよくサシが入った霜降り肉が適しているとされます。薄切り肉は火が通りやすいため、脂肪の少ない赤身肉よりも、硬くなりにくくやわらかいからです。好みは人それぞれなので、もちろん歯ごたえのある赤身肉でもかまいません。

部位によって違う。すき焼き肉の特徴と味わい

すき焼きにおすすめの部位は、「肩ロース」「バラ肉」「リブロース」の3種類です。それぞれの特徴を知ったうえで、自分の好みに合う牛肉を選んでください。

肩ロースの特徴

牛の肩やももの赤身肉は硬い肉質で、よくカレーやシチュー用として販売されていますね。名前に同じ肩がついていても、肩ロースは大きなロース部位の先端部分。

そのため肉質がやわらかく、適度に脂肪がのっています。やや筋が多いものの、すき焼きやしゃぶしゃぶの薄切りのほか、少し厚めに切る焼肉などに適した部位です。

バラ肉の特徴

バラ肉とは、あばら骨(肋骨)まわりにある肉のことで、焼肉のカルビでおなじみの部位です。牛の呼吸で常に動いているため繊維質や筋が多く、肉質もきめが粗く硬いのが特徴。

しかし、脂肪が入りやすい部位であることから、濃厚な旨味を持つのが魅力です。火を通しすぎると硬くなる肉質ですが、薄切りをさっと煮る、すき焼きにはおすすめの部位だといえます。

リブロースの特徴

リブロースというと、誰もが価格が高い肉だと知っていますね。まさしくそのとおりで、肩ロースとサーロインにはさまれた、ロースの最高部位のひとつ。

サシがきれいな霜降りのきめ細かな肉は、とろけるようなやわらかさと濃厚な旨味を持っています。ステーキはもちろんのこと、高級なすき焼きやしゃぶしゃぶにも利用される、文句なしの希少部位です。

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