ライター :

栄養士 / 調理師 / 野菜ソムリエ

【基本】おいしいキッシュの作り方

Photo by aya

今回は、生地を一から作る本格キッシュの作り方をご紹介します。アパレイユ(卵液)の具材は、ベーコンと玉ねぎでシンプルに。生地作りが面倒な方は、市販のパイシートを使ってもOKですよ!

材料(18cmのタルト型1台分)

生地(パートブリゼ)

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アパレイユと具材

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パートブリゼ(生地)の作り方

1.粉類を混ぜ合わせる

粉類をミキサーにかける写真

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粉と塩、砂糖をフードプロセッサーで混ぜて、ダマをなくします。この作業をすることで、粉類をふるう必要がなくなります。

2.バターと卵を入れて混ぜる

ミキサーに卵とバターを入れた様子

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角切りにしたバターと、卵の2/3量をフードプロセッサーに入れて、撹拌します。フードプロセッサーの熱が生地に伝わるので、バターや卵は常温でなくても構いません。

3.牛乳を加えてなめらかになるまで混ぜる

生地を混ぜている様子

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ある程度バターがポロポロになったところで、牛乳を入れてさらに撹拌します。
ミキサーで撹拌し終わったところ

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生地がなめらかになったら、撹拌をやめましょう。このとき、バターがすこし残っていても大丈夫です。混ぜすぎるとグルテンが生成されてしまい、サクッとした生地にならないので注意してくださいね。 ★フードプロセッサーがない場合は、ボウルにふるった粉と細かく刻んだバターをボウルに入れ、手ですり合わせます。卵と塩、砂糖、牛乳は合わせておき、粉とバターがポロポロになってきたら合わせたものをボウルに入れ、手のひらで生地を押さえつけるように混ぜていきましょう。

4.生地を休ませる

生地を丸めた写真

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生地をラップにくるんで、3時間ほど冷蔵庫で休ませます。

5.生地を成形する

生地を伸ばした写真

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冷やした生地をめん棒でたたいて伸ばしやすくしてから、タルト型よりひとまわりおおきくなるまで伸ばします。※めん棒がない場合は、ワインボトルなどでもOK。ラップをして伸ばすと、洗い物も減って楽ですよ! このとき、同時にオーブンを170℃に予熱しておきましょう。
タルト生地を成形する写真

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伸ばした生地をタルト型に敷き、底や側面に隙間がないように指でしっかり押していきます。
フォークで穴をあける写真

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はみ出た部分は、めん棒を転がして切り取ります。フォークで穴をあけ、空気穴を作って底を膨らみにくくしましょう。この作業を"ピケ"といいます。穴をあける前に、冷蔵庫で生地を30分ほど休ませるとよりgood♪

6.生地を焼く

タルト石を置く写真

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生地にクッキングシートを敷き、タルト石を置きます。このとき、生地が膨らまないよう端まできっちりおいてください。※タルト石がない場合は、お米や小豆でも代用できます。
オーブンで焼いている写真

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170℃に予熱したオーブンで、20分焼きます。
タルト生地に卵を塗る写真

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焼けたらオーブンから取り出し、火傷に気を付けてタルト石を外します。残しておいた卵1/3を、ハケで生地に塗りましょう。こうすることにより、あとで流し入れるアパレイユが生地に染み込みにくくなり、サックリしたタルトに仕上がります。
焼きあがったタルト生地

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卵を塗ったら、あと10分ほどオーブンで焼いて、生地は完成です。

アパレイユと具材の作り方

1.アパレイユを作る

卵を混ぜる写真

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はじめに、卵と塩をときます。塩を最初に入れることで、ほぐれやすくなりますよ。
卵に材料を混ぜ合わせた写真

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よくといた卵に、牛乳、生クリーム、こしょう、ナツメグを入れて混ぜたら、アパレイユのできあがりです。漉すと、よりなめらかな生地になりますよ。

2.具材を準備する

玉ねぎをカットしている写真

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玉ねぎをスライスします。
ベーコンをカットした写真

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ベーコンは、塊でもスライスでもお好みの大きさに切ってください。今回は、スライスにしました。
玉ねぎとベーコンを炒める写真

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フライパンに少量のバターか油を入れ、具材を炒めます。
玉ねぎとベーコンを炒めた写真

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玉ねぎにおいしそうな焼き色がついたら、具材の準備が完了です。

焼き方

1.具材とアパレイユを入れて焼く

タルト生地に具材をいれたところ

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タルトにチーズ半量と炒めた具材をのせます。チーズは、全部上にのせるとアパレイユの水分がうまく蒸発せず、べちょっとしたキッシュになってしまうので、下にも入れることがポイントです。 アパレイユの7割を入れたら、170℃のオーブンで20分焼きます。

2.残りのアパレイユを注いでさらに焼く

焼く前のキッシュ

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20分たったら、残りのアパレイユとチーズを加えさらに20分焼きます。このように、焼く作業を2回にわけることによって、生焼けを防ぎます。
お皿にのったキッシュ

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こんがりと焼き色がついて、お箸や竹串で真ん中をさしたときに濁った液がでてこなかったら完成!焼き色が足りない場合は、220℃くらいまでオーブンの温度をあげてみてくださいね。
黒いお皿に取り分けられたキッシュ

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切り分けて、お皿に盛りつけましょう。温かいままでも、冷やしてもおいしいですよ!

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