意外と知らない「ビスク」を徹底解説!おすすめレシピ5選も必見

「ビスク」とはエビやカニなどの甲殻類を使ったスープのことで定番のフランス料理です。この記事では、そんなビスクの語源や特徴、ほかのスープとの違いなどをご紹介します。さらに、おうちで作れる簡単ビスクのレシピも必見ですよ。エビ好きの方はぜひこの機会におうちで作ってみてください!

2019年4月19日 更新

海老のビスクの「ビスク」とは

ビスクとは、フランス生まれのスープのこと。甲殻類を裏ごしした、クーリと呼ばれるソースをベースに作られるので、クリーミーな味わいやうま味を楽しむことができます。ビスクは、このクーリを玉ねぎや白ぶどう酒、魚の出汁とともに煮詰めて濾し、生クリームで仕上げます。

ビスクは、足が細いなどの理由で、市場に出荷できない甲殻類を使用して作られるそうです。伊勢海老、オマール海老、ざりがにの一種であるエクルビスなどの甲殻類を皮ごと使い、それらを煮詰めて作られるので濃厚な風味になるんです!

ビスクの語源

ビスクの語源は、フランス・ビスケー湾に由来するとされるものと、ビスキュイ(bis cuites)という言葉に由来するという説があります。

ビスキュイは、フランス語で二度焼きの意味。こちらはビスケット(biscuit)と同じ語源で、甲殻類を炒め、スープを入れて煮込んだものを濾すという、2度の工程を経る作り方からきているのかもしれません。

ビスクソースとアメリケーヌの違いとは?

海老やカニがのった料理が白の皿に盛られている

Photo by Snapmart

結論から言うとビスクスープアメリケーヌソースです。

双方とも甲殻類を使い、作り方もほぼ同じですが、アメリケーヌの正式名称は、アメリケーヌ・ソース。オマールエビの殻を炒めて作るソースで、トマト・香味野菜・ワインなどを加えて煮込み濾したものです。必ずトマトが入ることがポイント。

アメリカという意味のアメリケーヌですが、名前の由来は、フランスのブルターニュ地方の旧称、アルメリケヌからという説と、アメリカ帰りの料理人、ピエール・フレースが持ち込んだという説があるといわれています。

ブイヤベースとは違うもの?

白の皿に盛られた魚介たっぷりのブイヤベース

Photo by Snapmart

ビスクと同じフランス生まれのブイヤベースは、たっぷりの魚介類を煮込んで作る具だくさんスープです。

甲殻類だけでなく、魚や貝、トマトや玉ねぎも入り、ニンニクとサフランの風味がついていることも特徴です。そのボリュームから、鍋料理ともいわれることもあります。ビスクは甲殻類を裏ごししたもので作りますが、ブイヤベースは、鍋で材料をぐつぐつ煮込んで作ります。

南フランスの漁師町の郷土料理であり、発祥の地であるマルセイユでは、「ブイヤベース憲章」もあり、昔ながらのブイヤベースの味が守られています。

ポタージュとの違いは?

白のおしゃれな皿に盛られたポタージュスープ

Photo by Snapmart

フランス語では「ポタージュ」というとスープ全般を指すんです。ビスクやブイヤベース、コンソメなどもすべて「ポタージュ」。食材を鍋で煮込みブイヨンを作る、というのが由来になっているそうですよ。

日本では、さらっとしたものはスープ、とろみがついているのはポタージュ、というイメージを持つ方も多いと思いますが、フランスでは澄んだスープのことは「ポタージュ・クレール(potage clair)」、とろみのついたスープのことを「ポタージュ・リエ(potage lie)といいます。

じゃあスープの意味は?

古くはヨーロッパで、肉や野菜を煮込んだもに浸して食べるパン切れのことをスープと呼んでいたそうなんです。その後、スープはブイヨン(出汁)の意味になりました。また、オランダ語のソップにも由来しているようです。
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kinako

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