飲茶の仕方

中国を訪れて本場で飲茶をするなら、いくつか覚えておきたいことがあります。お店に入ったらまずはお茶選びから。日本のように、座っても水やお茶は出てきません。お茶のオーダーからはじまるので、あらかじめ中国茶の知識を身につけておくことが大事。

また、お店に行く時間帯にも注意が必要です。現地の人々は朝食やランチとして利用するので、飲茶専門店の営業時間は基本的に7〜15時ごろまで。いまは観光客向けに夜だけ開いているお店や、1日中点心を提供している専門店もあります。お店の営業時間を事前にチェックするのがおすすめ。

お茶をおかわりしたいときは、急須のフタを半分ほどずらしておきましょう。それがお湯を入れてほしいという合図。わざわざお店のスタッフに声をかける必要がなく、合理的な習慣ですね。

定番のお茶

中国にはたくさんの種類のお茶がありますが、飲茶をするときの定番といえば、烏龍茶、プーアール茶、ジャスミン茶。烏龍茶は、日本人にとっても馴染みがあって飲みやすく、少し甘みを感じられるので、点心との相性も抜群です。

プーアル茶は、中国の人が日常的に飲むお茶として人気。飲茶では定番のお茶でもあり、味の濃い点心との相性も文句なしです。中華料理によくありがちな、脂っこさもすっきりさせてくれます。

ジャスミン茶は、その名のとおりジャスミンの花が入ったお茶です。独特の香りがとくに女性に人気。脂っこい点心を食べたあとの、さわやかな香りがたまりません。また甘い点心にも相性抜群で、気分をリラックスさせてくれます。

お好みの点心で飲茶しよう

点心とはどういうものかや、飲茶との関連性について紹介しました。点心といえば、小さなせいろに入ったものと思っていた人が多いのでは。普段何気なく食べている中華料理も、小皿に分ければ点心になるのです。

日本でも、点心とお茶を専門に提供するお店が増えてきています。観光で中国を訪れて、飲茶できれば最高ですが、いまは国内でも堪能できるはず。この記事を参考にして、みんなで楽しく飲茶してみてください。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ