ライター : 前田未希

料理家 / フードコーディネーター

新じゃがはポテトスタックで♩

オールシーズン手に入るジャガイモと違って、春だけ登場する新じゃが。普通のジャガイモよりも早い時期に収穫されるので、皮は薄く、みずみずしさのある味が特徴です。 あまり日持ちしないのが難点ですが、それも旬の野菜ならではのこと。せっかくの季節物なので、気負いせずにちゃちゃっと作れるレシピでおいしく食べきりましょう! そんな新じゃがをまるごと堪能できるのが、ポテトスタック。スタックは「積み重ねたもの」という意味で、その名のとおりじゃがいもを薄切りにして重ね、オーブンなどで焼き上げた料理です。 新じゃがなら皮を剥く必要はなし!柔らかくてビタミンCたっぷりの皮は、むしろ食べなきゃソンです。栄養たっぷり、水分を多く含む新じゃがならではのねっとりホクホクとした食感を楽しんで下さいね。

「皮付き新じゃがのポテトスタック」の作り方

分量(作りやすい量)

新じゃが 3〜4個 パセリ 少々 A オリーブオイル 大さじ2 A マヨネーズ 大さじ1 A マスタード 小さじ1 A すりおろしにんにく 小さじ1 A 塩 小さじ1/2 マスタードは粒状ではなくペースト状のものを使用しましょう。練りからしでもOK!

作り方

①じゃがいもは水で洗い、泥を落とす。
野菜用スポンジやタワシで洗う方法もありますが、それでは新じゃがの柔らかい皮が剥けてしまいます。指の腹で撫でるように洗ったり、じゃがいも同士をこするようにすると、汚れだけ落ち、皮を綺麗に残せます。
②スライサーなどで薄くスライスする。
スライスした新じゃがは水にさらさず、そのままで使用しましょう。新じゃがのビタミンCは熱には強いですが、水に流れてしまうという特徴があります。
③Aをよく混ぜる。
④Aにスライスしたじゃがいもを加えて、よく和える。
⑤オーブンを200℃に予熱し、天板にクッキングシート等を敷いてじゃがいもを重ねた状態にする。
重ねすぎると倒れてしまうので、じゃがいも3個で6等分が目安です。
⑥200℃のオーブンで30分焼く。

パセリをちらしてできあがり!

焼きあがったポテトスタックは、写真のように2つ重ねて高さを出しても見栄えがいいですよ。 外側はカリカリで、クリスピーな食感!皮はとても柔らかく、食感を損なうことがありません。中はねっとりホクホク。水分が多く、あらかじめ調味料で混ぜ込んであるので一枚一枚がくっついていて、とっても食べやすいですよ。 ちょっと目を引く見た目なので、パーティーなどのおもてなしにもおすすめ。ピックを刺したり、そのままつまんだり、フォークで食べたりして、シーンに合わせて食べ方を変えて楽しみましょう。 フライドポテトよりもヘルシーで、もちろんビールとの相性も抜群!新じゃがを見つけたら、ぜひ一度作ってみてくださいね!

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